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Journal intime

~獣医師と看護士によるペット日替わりコラム~

個性あるれる獣医師と看護士のblog!!

今までとまるっきり違った視点のペットの日替わりコラムです。

コミュニティーサイト『PET I』 http://pet-i.com でも公開中!!

こんにちは、獣医師のsinです。


前回に引き続き、仔犬の栄養について書かせていただきます。


前回は、子犬の成長にはカルシウムが欠かせなく、また多すぎても少なすぎても問題が起こり得るということでした。


今回は一般的な成長に関係したことを書いていきます。


仔犬は成長が早く、一般的な成犬の必要な栄養量が異なっています。


仔犬は成犬に比べ、多くのカロリー摂取が必要となるようですが、これもカルシウムと同様に、取りすぎは良くないようです。


カロリーの過剰で体重が急速に増えすぎると、骨格に問題が出やすいといわれています。


これは特に大型犬で多く、ラブラドール・レトリーバーでは有名な股関節形成不全は、成長期の栄養との関係が深いといわれています。


ただ一方では遺伝的な要因がとても重要だという意見もありますが、私はカロリーと遺伝の両方ともが重要なのではないかなと考えています。


股関節形成不全の症状がひどい場合には歩くことさえ苦痛で、手術をしなければならない場合もあるようです。


どの程度のとりすぎが良くないのかというのは、個体差があるでしょうから、その仔にあわせなければならないと思います。


体重30kgを超えるような大型犬種では、1日の成長の割合は150gを超えず、6ヶ月齢で、成犬の体重の65%を超えてはいけないと一般に言われます。


この点を注意しつつ、少しずつ食餌の量を調節していくことが大切だと思います。


仔犬にとって体重測定は非常に重要になってきます。


毎日とはいかないまでも、ある程度、体重はこまめに測定して、仔犬の成長具合を把握しておくことが理想的です。


ただ、今回の話は犬種によって様々に変わってきます。


ですから、近所の動物病院で体重を測りながら、仔犬にとってよりよい成長の仕方を獣医師と相談してみてくださいね。

こんにちは!!


動物看護士のmakiです。


蒸し暑い日が続きますね。


日に日に暑さが増して人にもペットにも厳しい季節です・・


私は院内業務にお泊りのわんこ達の散歩に毎日汗だくになりながら働いています。


この季節に忘れてはいけないのが『熱中症』。


汗によって体温調節をする人とは違い、汗腺のないペット達は涼しい所へ行ったりハアハア息をしたり(これをパンティングといいます)することで体温調節をしているのです。


しかし気温の高い日に、長時間外にいたり激しい運動をし過ぎたりすると体温調節が間に合わず、体温が急激に上昇したまま下がらなくなって熱中症になってしまうのです。


そんなペット達が熱中症にならないように私達がしてあげられることは、温度管理です。


室内飼いの場合風通しを良くし、クーラーをきかせすぎないようにします。


クーラーで部屋を冷やしすぎてしまいますと、外との気温差で熱中症への危険性は高まります。


わんこの外飼いの場合、草土の上であってもかなり暑くなるのでなるべく一日中日陰で風通しの良い場所に犬舎をうつしてあげましょう。


わんこの散歩は

朝は気温が高くなる前に!夕方は日が沈んでから!!


日が沈んでからといってもアスファルトには昼間吸収した熱がこもっていて日が沈んでもしばらくはアチチなので、アスファルトが冷めた頃をみはからっていくのが良いでしょう。


また、車の中に置いていくのもとっても危険なので少しの時間でも絶対にしないでくださいね。


それでも熱中症になってしまった場合の応急処置です。


発症から20分以内に体温を下げることができれば確実に命を救えるといわれていますが、発症からの処置が遅すぎると最悪死に至ることもあるので、素早くかつ正しい処置をすることが大事になってきます。


意識のある場合、涼しい場所に移動し、飲みたがったら水または薄めたスポーツ飲料を飲ませます。


そしてゆっくり休息させます。


意識のない場合、体温を下げるため冷風をあてたりアイスノンや氷で首・脇・股を冷やします。


熱中症の時には、思ってもみない様々なことがおきていることも考えられますので、専門的な治療が必要になってきます。


応急処置をしながらかかりつけの動物病院に連絡し、受け入れの体制が整っていることを確認してから病院へいきましょう。



これから梅雨明けをしてますます暑くなります。


飼い主の皆様もくれぐれも熱中症には気をつけてペットとたのしい夏を過ごして下さい。

こんにちは!!

木曜日のコラム担当の“きよっち”です。

前回の食品と医薬品の違いついて考える 1の続きの文章になります。


通常の医薬品の開発のプロセスでは、先のようなプロセスを厳密に検討していきます。

ですから、医薬品開発の途中で「効果がなかったから」や「有害な反応(副作用など)が強すぎ、効果を上回る問題が生じるから」という理由の日の出を見ずに消えていく候補物質は山ほど出てきます。
(実際に医薬品として世に出るのは、本当に極々限られた少数しかありません)

つまり逆に言えば、医薬品というのはこうしたものすごい「狭き門」をくぐり抜けて開発されたものなので、その他大勢の脱落した候補物質に比べれば、少なくとも現時点では「可能性の高い治療法」になるのです。

医薬品には副作用がつきものですが、副作用と聞くとかえって使用するのが恐ろしくなるという人もいるかもしれませんが、逆に「有害なデータについてもある程度きちんと検証されているのだ」という、ある意味ポジティブな捉え方ができると思います。


もともとが「健康食品」というのは、このような医薬品レベルの効能を証明する必要はありませんので、「ちゃんとした研究結果がないではないか?」と責める理由もないのです。

もちろん、そうした「健康食品」の中には歴史的に「食品」として用いられているために、充分に医薬品としての過程を経て検討されておらず、今後の研究次第では医薬品になるような大きな発見があるものも存在するのではないかと思います。


また、一般的に民間療法で「効果があった」というものの中には、「一例だけの報告」「数例だけの報告」などの効いた人がいたよというだけで、治療と効果の因果関係を科学的に証明出来ていないものもあります。

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(写真は文章とは関係ありません)


科学的な学術論文というのは、「データを発表することによって多くの人の目でさらに検討してもらおう」という意味合いもありますので、「科学的な学術論文がある=科学的に実証された」とは一概に言えないという点にも注意が必要です。

これまで注意点を多く述べてきましたが、「健康食品はそれほど期待できない」とまでは言いません。

なぜかと言うと、心の支えになるなどのメリットも見逃せないからです。


食品と医薬品の違いに焦点を当ててまとめるならば、食品とは「学術的にはどの程度の期待をしても問題のない存在なのか?」「過去に何らかの研究がなされているのか?なされているとしたら、どこまでのレベルの研究か?」「健康被害などの恐れはないか?」などの視点で検討することを消費者にゆだねられたものということができるのではないかと思います。

このような着目する視点を知っているだけでも多くのメリットがあるのではないかと思われます。

人間のことを中心に書いてきましたが、ペットについても同様のことが言えます。

まだまだペットオーナーさんがこのようなことを議論するような機会はあまりないように思えますが、関心が高まり活発に議論するようになれば、企業側としてもより良い商品開発へつながるきっかけになっていくのではないでしょうか。

それでは、今回はこの辺で!

こんにちは、獣医師のsinです。

病気というよりもその予防に近いことですが、今回は仔犬の時期にどういった食餌を与えることが良いのかを書きたいと思います。


仔犬の栄養は特に注意していないとならないことだらけです。

みなさんは仔犬にどんなものが重要だと思いますか?

多くの人は、まずはカルシウムの量について気になるところだと思います。

カルシウムは骨の成長には欠かせないものですが、与えすぎても足りなくても問題が生じます。

不足するともちろん骨の成長ができなくなりますが、過剰でも骨の成長に問題が生じてしますのです。

では、どのくらいが良いのでしょうか?

とても大雑把に言えば、

成犬の体重の40%までは、一日あたり、現在の体重×400mg

成犬の体重の4050%までは、一日あたり、現在の体重×335mg

成犬の体重の5070%までは、一日あたり、現在の体重×270mg

成犬の体重の7080%までは、一日あたり、現在の体重×240mg

成犬の体重の80%以上では、一日あたり、現在の体重×190mg

が良いとされています。

ただ現在の体重×500mg以上のカルシウムを1日あたり摂取することはあまり好ましくないと思われます。

骨の成長には、カルシウムは多すぎても少なすぎても問題があるのです。

カルシウムとともに、ビタミンAとDが骨の成長には欠かせないのですが、市販のペットフードにはどれも適正な量で配合されていますので、あまり心配することはないでしょう。

犬は人間によって様々に品種改良され、成長の仕方が様々です。

そのため、とてもデリケートな食餌管理をすることが、将来のためになるのではないかと考えています。

次回も同じように、仔犬の食餌について書いていきたいと思っています。

ハムスター1 ハムスター2

ハムスター3 ハムスター4


こんにちは。金曜日担当のフジ子です。

梅雨も本格的になってきました・・・。

じめじめじめじめ・・・・ホント不愉快な気分になりますよね!!

早く夏を通り越して秋になってほしい!!


さてさて、今日から数回に分けてうちのちびっ子ペットを紹介しようと思います♪♪

フジ子家には前回お見せした歯石犬の他にも、色々ペットがおります。

今日紹介するのはゴールデンハムスターの「りんだ」と「とおる」です☆

この子達は学生の時に同じコースにいたハムスター博士から頂きました☆



りんだ ♀ 半長毛

好きな食べ物・・・フルーツ

体重・・・123g

脱走歴アリ。

私が部屋に入り電気をつけると家から顔だけ出します。

ゲージをカリカリするので鼻の上が十円ハゲになってます。


とおる ♂ 短毛

好きな食べ物・・・全部

体重・・・117g

タンスの裏に引きこもり歴アリ。

私が部屋に入り電気をつけると必ず家の上で立ってます。

わらの家なんですが、自分でボロボロにしちゃいました。


次回は、モルモット3匹を紹介します♪♪

こんにちは!!

木曜日のコラム担当の“きよっち”です。

数日前に厚生労働省は、キノコの一種「アガリクス」の健康食品について、一部の製品に発がん促進作用が確認されたと発表し、大きく話題になりました。

そこで、今回は食品と医薬品の違いについて書いてみたいと思います。


皆さんは、
「代替医療」または「補完療法」
という言葉を知っていますか?

何だかあまり耳慣れない言葉ですが、狭義には「西洋医学によらない医療」のことです。

ですから、日本では医薬品である「漢方」、「鍼・鍼灸」などの東洋医学的なアプローチなどもこれに含まれます。

これらは学術的にも洋の東西を問わず、一定の治療の効果が証明されている「医療行為」であると言えます。

一方で、広義には「現在のところ、科学的に効果が立証されていないか、もしくはまだ未検証であり、医学的な効果が定かでない治療法」のことで、民間療法として行なわれている治療法のことを言います。

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(写真は文章とは関係ありません)


日本では、「健康食品」などの医薬品以外の物質を摂取することによって、治療効果を高めようという代替療法に、特に人気があるようです。

例えば、がん患者さんが、かなりの頻度で抗がん作用があると言われている健康食品を利用している、という統計データもあるほどです。

しかし、それらの健康食品の実際の抗がん作用については、マウスなどの実験動物で抗がん作用が認められたにとどまるというものも少なくありません。

そう聞くと、
「それでも充分では?」
「藁にもすがる思いなので使用してみたい!」
そう思われる方も多いことでしょう。

しかしながら、このような基礎の研究では、同じ物質を使ったとしても健常(正常)時や病態時、使用期間や使用量によって違った結果が生じることがありえるのです。

人に対して本当に有効なのかを言うには、長い時間をかけてデータを積み重ねて検証しなければなりません。

細胞レベルで有効性が言えても、動物の個体レベル、人間レベルまで有効性が言えるまでには隔たりがあるのです。

続く。

こんにちは、獣医師のsinです。

前回の肝臓の話では、たんぱく質の「質」、すなわちアミノ酸のバランスが大事であるという話をしました。

今回は、肝臓についてもう少し話を進めたいと思います。


まず、肝臓が悪いときにあまり多く与えないほうがいいものがあります。

そのひとつが銅です。

人の場合、銅は1日に2~3mg程度摂取するのがよいとされています。

銅はとても重要で、全身に酸素を運ぶ働きのある赤血球には欠かせないものです。

そのため、貧血の患者さんには鉄とともにある程度の銅も摂取したほうがいいと考えられています。

しかし、肝臓が悪いときには、この銅をあまり多く摂取してはいけないようです。

銅は普通、肝臓で貯蔵されていますが、銅を体の外に出せるのは肝臓から胆汁の中に出ていくだけなのです。

肝臓や胆のうなどに異常がある場合には、なかなか銅が体の外に出て行かずに、悪い作用を起こします。

銅がたまりすぎると、活性酸素を作ってしまうといわれています。

そのため、銅をあまり多く摂取すると、肝臓が正常な場合には問題ないのですが、肝臓に異常がある場合に活性酸素の働きのために体に悪い影響を与えるようです。

銅が多く含まれる食べ物は果物や牛のレバーや卵黄などがあります。

こうした材料が含まれる食餌はあまりお勧めできません。

また抗酸化物質の多く含まれる食餌を与えてみるといいでしょう。

一方で、少し多めに摂取したほうがいいものがあります。

それは亜鉛です。

亜鉛は、いろいろな体の働きに重要な物質で、これが少ないと味覚に異常が見られたり、骨の発育が悪くなったりします。

それと同時に、亜鉛は銅の吸収を抑えてくれます。

その意味でも、肝臓が悪いときに亜鉛を多く摂取することがいいとされています。

こうした、体に必要な、微量栄養素の研究が少しずつ進んできています。

近い将来もっと多くの種類の微量栄養素が体のさまざまな働きに重要な役割を果たしているのが分かってくるのかもしれません。

そうした科学の進歩によって、よりよい食事管理ができるようになるのかもしれませんね。