Journal intime -10ページ目

Journal intime

~獣医師と看護士によるペット日替わりコラム~

個性あるれる獣医師と看護士のblog!!

今までとまるっきり違った視点のペットの日替わりコラムです。

コミュニティーサイト『PET I』 http://pet-i.com でも公開中!!

チョビ

こんにちは!ようやく花粉症の症状が治まってきました・・・macoです。
 
ここまでワンをしつける一歩を踏み出す前に、しつけそのものについていろいろな方向から捉えてきました。
 
今回、ワン達にはひと休みしてもらいましょう!

「猫って、しつけることできますか??」
診察室でよく聞かれる質問のひとつかもしれません。
みなさんはどう思いますか?
・・・というわけで今回は、猫の“しつけ”についてお話させていただきたいと思います☆
 
今や猫の行動学も深く研究されていて、問題とされる行動を動物心理の方向から究明したり、それを踏まえて具体的な治療法も提案されています。
“しつけ”と言ってもワンだけのお話ではないようですね。
 

そもそも猫とは気まぐれな動物で有名です。
ただし、その気まぐれさにもちゃんと理由があるのです。
野生時代に群れで行動していた犬と違って、猫は単独で生活をしていました。
自分の身を自分で守り、自分の力で子孫を残してきた猫たちは、誰かの命令に従う習慣がなかったのです。

けれども、今の時代に人と同じ環境で暮らしていく為には猫たちには本能的な、正常な行動でも、人に危険が及ぶ場合や人に迷惑がかかってしまう場合などの行為は『問題行動』として治す方向に考えていかなければなりません。

猫の問題行動でよくとりあげられる行為は・・・
 
★トイレ以外で排泄してしまう
★かじったり、爪をといだりして家の中の物を破壊する
★咬む、引っ掻くなどの人(オーナーさんを含む)に対する攻撃行動

 
・・・他にも細かく言えば限りがないかもしれませんが・・・
ただし、「名前を呼んでも来てくれない」や「あまり寄り添ってきてくれない」などもよく聞かれるお悩みですが、独りで過ごす時間も大切にする猫ならではの行動なので、そっとしておいてくださいね。
 
先程挙げたお悩みトップ3について、簡単に解説しましょう。

☆不適切な排泄については、圧倒的に♂猫のマーキングやスプレー行動が多いと思います。  

この場合去勢手術でかなりの改善が期待できます。
(ただし10%の猫に♂としての性質が残ると言われています) 

そしてトイレの設置ですが、人の出入りが少ない落ち着ける場所に置きましょう。
最初は自分のおしっこのにおいがついた砂やタオルを入れておくと
覚え始めるきっかけになります。
あとはトイレのタイミングをなるべく見逃さずトイレに連れて行くこと!
   
☆爪とぎは猫のなわばり行為のひとつ、止めさせるのは困難です。
自分のトイレの近くなどの落ち着ける場所に
いくつかの素材の異なる爪とぎ器を用意しましょう。
自然に気に入ったものを選び出します。


☆攻撃行動に関してはじっくり検討していかなければなりません。
人も猫も怪我をする危険性があるため、体罰はもちろんのこと、
大声を出したりすると逆上してしまいます。
猫が心穏やかにしている時に優しく声をかけて
時間をかけてコミュニケーションをとりお互いに良い関係を築いていきましょう。
 
ここで一つお話しておかなければならないのは、そういった行動が、病気や先天的な異常、生い立ちの事情などによる場合もあるということです。
第三者が糸口を発見してくれるかもしれません。
定期的に病院に行って健康診断を受けましょうね!!

 
猫の“しつけ”のポイントはワンの“しつけ”と異なり、猫に教育して覚えさせるのではなく、問題となる行動を起こしにくい環境を整えてあげることが大切になってきます。
猫には気まぐれ屋さんが多いので、求めすぎず、求められすぎず、こちらも気ままに・・・いけるかな??

こんにちは。


金曜日担当のフジ子です。


4月に突入してはや2週間が経ちました。


みなさんはどんな春を迎えましたか??


今年から新しい学校や職場に行く人、今までと変わらない人、この春から何か新しいことに挑戦している人など、ホントみなさんそれぞれだと思います。


3月は別れの季節、4月はなんと言っても出会いの季節ですよね♪♪


前にも少し紹介しましたが、わたくしフジ子は4月から動物病院でAHTとして働いております。


2週間経った今、身に沁みて「出会いの季節」を感じています。


それはなぜかと言うと・・・


病院に来るペット、ペットオーナーさんみなさんが初対面。


まさに出会いです。


初めは、ド緊張していてまともにペットオーナーさんの顔も見ることが出来ずほんと受付嬢失格でした。


しかし、ここ最近では少し余裕が出てきたのかペットオーナーさんとペットを覚えようと自分なりに努力しています!!


病院で働き始めて少しビックリしたことがありました。


様々なペットがいるのはもちろん、様々なペットオーナーさんがいる!ということです。(当たり前と言えば当たり前なのですが・・・)


みなさん、本当に愛情を注いでいるな~と感じることが多いです。


例えば「1年中フィラリアの予防をしている」とか「野良猫を保護したので全部検査してください」とかとか。


ホント心が温まります。


しかしながら、逆に間違った愛情を注いでいる方も少なくありません。


例えば「うちの子、お店で売っているドライフード食べなくてジャーキーやささみしかあげてません」とか、骨格が大きいだけでお肉は全然ついていないガリガリな状態なのに「これ以上太らせたくない。むしろダイエットしなくちゃ」とかとか。


ペットに対する考えはそれぞれ違っても良いとは思います。


でも、間違った愛情はときに虐待になってしまいます。


私はこれからしっかりペットオーナーさんにペットに対しての正しい愛情の注ぎ方を教えてあげられるAHTになっていきたいと思います。


みなさんの通院している動物病院にもきっとmakiさんやフジ子のような新米AHTが今必死で頑張っていると思います。



心の中で応援よろしくお願いします。

こんにちは!!

木曜日のコラム担当の“きよっち”です。


現代の日本は「空前のペット・ブーム」だといわれています。

こうした流れを一過性の「ブーム」だと見る動きもあるようです。

しかし、実際にはそのようなことはありません。

犬は、人類の起源と共に人間と共生し続けてきたのです!

今回は、『犬の起源~犬は大昔から人間のコンパニオン・アニマル~』と題して「犬と人間の関係の歴史」について書いてみます。


人間が「犬」を飼い始めたとされるのは、約3万年前の旧石器時代、中央アジア地方でのことだといわれています。

アメリカのアイダホでは紀元前1万4千年、イスラエルでは紀元前1万2千年の埋葬された犬の骨が見つかっているのです。

古代の南米やアラスカなどのアメリカ大陸の在来犬種は、更新世末期(約9~1万年前)にベーリング海を渡って来た古代の人間達に伴われてやってきました。

(更新世末期は、旧石器時代の終わりで、旧人から現世人類が出現した頃です。)

この頃は丁度、大氷河時代(氷河期)の終わりですから、ユーラシア大陸とアメリカ大陸の最北端をつなぐベーリング海峡は完全に凍っており、徒歩で移動することが出来たんでしょうね。

人間が移動するときは、もちろん「愛犬」も人間に伴われて大陸を移動しました。

突然ですが、皆さんは人間のミトコンドリア・イブのお話はご存知でしょうか?

普通「DNA」といえば、細胞核にあるDNAをさし、その遺伝情報により皮膚の色、髪や目の色、性格から病気のなりやすさまで、あらゆることが、ある程度決まってくるわけです。

このDNAは、両親のから受け継ぎますので、子供は父親と母親の両方、そしてそれぞれの祖父母またそのまた先祖に少しずつ似ているわけですね。

(ここまでは大丈夫ですか?)

その細胞の核にあるDNAではなく、細胞質内にあるゾウリムシのような器官、ミトコンドリアにある、「ミトコンドリアDNA」という別のDNAがあります。

このDNAは上記のような遺伝情報を伝える働きは全くしていないのですが、実は100%母親由来なのです(※)。

そのためにこのミトコンドリアDNAを調べることで、母系の先祖をそもそもの起源までたどることが出来るのです。

※最近、この説を覆す新たな説が報告されていたりもします。

(もう少しですから頑張って下さい!)

それを調べたら、最終的に「人類の母親」は一人だった、というのが有名な「ミトコンドリア・イブ」の話です。

そして、世界中の人のミトコンドリアDNAを調べることにより、そのたったひとりの「ミトコンドリア・イブ」から、その後、人類がどのように枝分かれして世界各地に散らばっていったかのかが分かってきています。

つまり、現代の人類の起源や移動の謎がミトコンドリアDNAにより明らかになってきているのです。

(はい、お疲れさまでした!)

人間と同じ方法を使って、犬の起源を解明すべく犬のミトコンドリアDNAを調べた研究が、2002年の科学誌「サイエンス」に掲載されました。

Science 22 November 2002:

Vol. 298. no. 5598, pp. 1613 – 1616

Ancient DNA Evidence for Old World Origin of New World Dogs”

この記事を要約すると、

*古代のアメリカ大陸にいた犬は、古代世界の複数地域に生息していた犬の遺伝子を持っている。

*その古代の、いわば“ネイティブ・アメリカン・ドッグ”の遺伝子群は現代の犬には存在しない。

*ヨーロッパからの移民(に伴われてやってきた犬)が古代アメリカ犬の繁殖に影響を与えた(正確には絶滅させた)ことが、遺伝的分析により判明した。

ということになります。


つまり、旧石器時代から現地の人類が犬を飼っていたわけですが、アメリカの犬の起源は、世界中の地域に由来しているというのが一点。

(ユーラシア大陸のあらゆる地域から、犬と人がアメリカ大陸に渡ってきていたのですね。)

map

ところが、それらの古代のアメリカの犬と現代のアメリカの犬にはあまり遺伝関係はなく、「新大陸発見」の後、現代アメリカ人の先祖であるヨーロッパ人が持ち込んだ犬の子孫だというわけです。

とにかく、このエポックメイキングな人類の歴史的な民族大移動に伴って、犬も一緒に移動しているということがわかったのです。

この様に犬の歴史を見てみますと、人間と犬の間にいかに深い絆があるかというエピソードですね!!


こんにちは、獣医師のsinです。


寒さも少しずつ和らぎ、温かくなってきていますね。


冬は寒くてあまり散歩をしていなくても、春が近づくにつれて散歩の時間も伸び、公園で他の動物たちと触れ合うことも多くなるのではないでしょうか。


他の動物に触るときに、気をつけなければいけないことはたくさんありますが、ここでは感染症という話に限定して書いてみたいと思います。



結論からずばり言いますと、「他の猫には気をつけろ」というごくごく単純なものです。


では、、、なぜか?


どんな動物でも、一見健康そうに見えて、実は他の動物に感染症を引き起こす病原体を持っていることがあります。


実は、猫は犬に比べて圧倒的にこういう状況が多いです。


代表的なものが、猫白血病ウイルスや猫免疫不全ウイルス(いわゆる猫エイズ)というものです。


感染してから発病するまでに長い時間がかかり、その間に体の中に蓄えているウイルスを他の猫に感染させることがあります。


特に唾液や血液には気をつけてください。


手に病原体を含んだ唾液や血液などがついた場合は、他のペットにうつすことがあり得るからです。

(動物病院では、このようなことがないように細心の注意が払われています。例えば、診察後に診察台の上を消毒薬で消毒するといったことが挙げられます。)


あまり触らない、触ったらよく手を洗うという心がけが大事です。


犬も、ジステンパーといった病気がありますが、混合ワクチンを接種していればほぼ心配ありません。


しかし、猫免疫不全ウイルスには残念ながらワクチンはありません。


だから怖いのです。


これは、新しく猫を家に迎えるときにも言えることです。


新しい猫が見た目に健康だからといって、油断はできません。


まずは新しく猫を家に迎える前に、動物病院で上記のウイルスを持っていないかどうかの検査をすることをお勧めします。

こんにちは、macoです☆

 今あなたの隣にいるワンは、

 人間の歳で何歳ぐらいに該当するか

 ご存知ですか??

 犬や猫は、人間の5倍以上ものスピードで歳を取ります。

 しかも、最初の一年、つまり一歳になる頃には

 人間の歳で1518歳になると言われています。

 そして、2歳で人間の22歳位、3歳で278歳、

 以降は一年歳を取るごとに人間の5倍の歳の取り方をしていくのです。

 わたし達も、

  自我が目覚める幼少時

  自我が一気に濃厚に確立する思春期

  社会における自分の存在を認識しながら血気盛んに活動する少壮期

  自分にも周りにも穏やかな暮らしを求め始める中年期

  そして実際に日々穏やかな暮らしを楽しむ高齢期・・・  

 こんな時期を経て成長していきますよね。

 (これはわたしが考える一般論です。みなさんにはそれぞれのライフステージがあると思います!)

 

 ワンのライフステージも同じです。

 

 簡単に言えば、

 成長に合わせたしつけのポイントを押さえることもひとつの方法だ

 ということです!

 ではここで、ワンのライフステージについて簡単に見てみましょう☆

 

 ~~生後9週齢まで~~  ~~生後9週齢頃~~   ~~生後10週齢頃~~  

 ★トイレのしつけ★    ★社会科見学★       ★来い★

  仔犬を迎え入れたら    抱っこしたままで      様々な場面で最も必要な

  まずサークル内の     家の色々な部屋や     「コイ」をトレーニングします

  トイレへ!          外にも少しずつ      ★座れ★

 ★おいでor来い★      出てみて、          そしてそろそろ「スワレ」

  本格的な「コイ」       においや景色や音に     のトレーニングを始めましょう

  ではなく、          触れさせましょう

  ごはんの時間を      ★首輪・リードを着けてみる★ 

  利用して、          最初は首輪だけ短時間

  呼ばれて行くと       着けるところから!

  いいことがあると      徐々に慣れさせて

  いう印象を与える  

 

 

 ~~生後11週齢頃~~  ~~生後3ヶ月頃~~   ~~1歳位になるまで~~

 ★伏せ・待て★        ★お散歩デビュー★    ★トレーニング、トレーニング・・・★

  「コイ」「スワレ」          ワクチン接種も済み、     「コイ」「スワレ」

  を発展させて         晴れてお散歩です!    「フセ」「マテ」を繰り返し

  「フセ」「マテ」をトレーニング    最初はゆっくりゆっくり☆   練習です!

                                  ★遊ぶ楽しさも忘れずに★

                                  遊ぶことも仕事のうち!

                                  トレーニングに疲れる日々では

                                  意味がありません!

 ~~7,8歳位になるまで~~  ~~10歳位から~~

 ★基本のルール大丈夫?★   ★より一層のふれあいを★

  家族や社会のルールは     失敗しても老化の症状かも

  守られていますか?        しれません

  忘れずに復習です         ゆったり歳を取る楽しみを

 ★色んなことして遊ぼう★     一緒に分かち合いましょう

  ボールやフリスビーを使うのも良し、

  泳いだり潜ったり・・

  楽しく運動しましょう!

 

 

 これはワンの一生をしつけの観点から見たものです。

 ここまでしっかりと段階を踏むのは至難の業です!

 

 みなさんと一緒に居るワン達は

 様々な歳の取り方をしています。

 おうちにワンが来た経緯も様々ですよね。

 実際は、ペットオーナーさんとワンの関係性を築くのに

 ワンの年齢はそんなに影響はないように思います。

 ただし決めたらすぐ実行!

 そして根気を持って心と行動にメリハリを!

wan

次回からは、ひとつひとつ具体的に

トレーニングを掲載していこうと思っています!! 

こんにちは☆ 新人動物看護士のmakiです。


花見をまだしていないので、散ってしまわないかとハラハラしながら毎日を過ごしています。


といっても桜の木の下で飲むビールが楽しみだったりするのですが(笑)



さて、3/30~4/2に幕張メッセで開催されていた、“TOKYO PET SHOW 2006”に行ってきました!!!


今回は韓国レポートをお休みして、『TOKYO PET SHOW 2006 レポート』をお送りします。



入場者数は、4日間でなんと8万9千676人!http://www.tokyo-petshow.com


私が行った日は平日だったのでそんなに混んではいなかったのですが、ふれあいコーナーはあるし、ワンコ連れはたくさんいるし、もう楽しくて一日中ぐるぐる歩きまわっていました。


近所ではめったに出会えないスタンダードプードルやグレートデン、サルーキー、バセットハウンド、ロットワイラー、ボルゾイ、秋田犬などを見る事ができて大興奮でした!



色々なブースがありましたが、中でもすごかったのが、家!


「ペットと共生する住まい」が実際に建ててあったのです。

event

写真は外から見た家猫用のジャングルジム(?)です。

これならニャンコがどこかへ行ってしまう危険がないし、天気のいい日はお外で日向ぼっこが出来るというわけです。


ワンコ・ニャンコがストレスをためないような工夫がほどこされていてそれでいて、また人間への配慮も忘れない、という姿勢に感動でした。


もしどこかでこの様な家を見る機会がありましたらぜひぜひ見学してみてください。


必ず、こんな家にペットと住めたらいいなぁ~と思うはずです!



このブースの他にも、犬とヨガを体験できたり、犬用サプリメントを試食できたり、犬猫洋服セールをしていたり、犬猫小動物とふれあえたり、ドックランがあったりと様々なブースがならんでいました。


変わったブースも多く、ペットのDNAを半永久的に保存できるサービスや、亡くなったペットのお骨をカプセルにいれて保存することができるサービスなどがあることを知りました。


ペット事業も日々拡大しているということを肌で感じました。



楽しいだけでなく、勉強にもなるイベントでした。


“TOKYO PET SHOW ”は来年も開催されるそうです。


来年も行けたらいいな!!!

こんにちは!!


木曜日のコラム担当の“きよっち”です。


しばらく前に、厚生労働省の研究による
「野菜・果物摂取と大腸がんは無関係」

というニュースが話題になりました。


がんの中でも近年急増している大腸がんは、食生活による予防の可能性がもっとも高いとこれまで考えられてきただけに、このニュースの意外性にビックリした人も多いのではないかと思います。


誤解があってはならないのでもう少しこのニュースについて付け足しておきます。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
この調査は1990年以来、日本国内の約9万人を対象に生活習慣に関するアンケートを実施し、約10年ほど追跡した結果です。
野菜・果物の摂取は、胃がんなどの他の病気を予防するのに役立つとされていて、野菜・果物の摂取が否定されるものではありません。
大腸がんの予防には、飲酒を控えたり、運動をするなどがよいと言われています。
(野菜・果物摂取と大腸がんの関係について他の結果を示す報告もあります)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

food-disease1


ところで食物と病気予防について、よくTV番組や雑誌紹介などで盛んに取り上げられていますが、ここには多くの人が知らない注意点があるのです。


マスコミで紹介される結果は、どんな状況の研究で確かめられたことかをきちんと認識していないと、あまり意味がないことがありえるのです。


研究成果には次のこうな工程があります。


①細胞レベル
②組織・臓器レベル
③動物の個体レベル
④人間レベル

food-disease2

研究成果は①→④にいくほど、私たち人間の生活レベルに恩恵があるやすい傾向があります。
(もちろん、ペットに効果があるかどうかを言うには、③の工程までです。)


いくら培養している細胞(①のこと)に、ある物質を加えて成果が認められても、組織・臓器レベル(②のこと)で反応が認められないのならば、それほど意味がありません。


同様に、組織・臓器レベル(②のこと)に、ある物質を加えて成果が認められても、動物の個体レベル(③のこと)で反応が認められないのならば、それほど意味がありません。
(さらに、次も同様。)


TVや雑誌などのマスコミで「●○は効く!!」といった後で、「これはネズミで確かめられた研究です。」と専門家が付け加えていることがありますが、これについては本当に人間にもあてはまるのか私たちはきちんと確認することが必要です。


動物でいえることが、人間には有効でないということはよくあることだからである。


またいくら動物で成果があっても、他の種類の動物にも同様な成果があるとも限りません。


このよう話を知っていれば、薬や健康に効果があるものに関する情報を鵜呑みにすることなく、自分の目で情報をある程度選別できるようになるのではと思います。


今回のコラムは新しい発見がありましたか?


こんにちは、獣医師のSINです。


寒さも和らいできましたが、まだまだ温かいものが恋しい日々を過ごしています。


今回はペットの食べ物と温度についてです。


ペットの食べ物の温度は意外と大事なんですね。


よく言われることに、温かいと甘味を感じやすく、冷たいと塩味を感じやすいというのがあります。


確かに、ジュースなどは冷たいとあまり甘く感じませんが、少し温まると途端に甘く感じます。


味噌汁も少し冷めたほうがしょっぱく感じますね。


food-temp

それとは少し話がずれますが、ペットにとっても食べ物の温度が大事になる場合があります。


特に猫。


彼らは冷たいものは好まない性格です。


冷たい水道水をあまり飲まず、少し時間がたって室温に近づいた水なら飲んでいる場面を見たことはないでしょうか?


猫は、37℃くらいの食べ物や飲み物を好む性質があるようです。


犬も同様に37度くらいが好みのようです。ただし、私の経験上、中には温かいもののほうがいいという場合もあるかと思いますが、大抵は冷たい食べ物や飲み物でもがつがつ食べるケースが多いように思います。


犬は猫ほどは温度にこだわりが無いように私には感じられます。


とはいっても、食べ物や飲み物は特別な場合を除いては(夏の暑いときなど)、体温に近い30度くらいのほうがいいでしょう。


冷たいものが体の中に急に入ってくることはあまり好ましいことではないですからね。


冷蔵庫に保存している缶の食餌などは、電子レンジで人肌くらいまで温めてあげるといいのではないかと思います。


人もペットももともとは自然の中で生きてきたのに、人はさまざまな温度の食べ物や飲み物を楽しむようになってきたというのはよくよく考えてみれば、なんだか不思議なことですよね。