メダカのメンタルが壊れるなんてあるのだろうか・・・?
昨日の朝はメダカのチョビちゃんと約束した、三日目の断食明けだった。
チョビちゃんはお腹がぽんぽこりんになって久しいので、三日間の断食の為に隔離させてもらったのだ。
断食という環境の変化で、彼女の身体の中の、何かスイッチが入るといいなと思ったのだ。
ただ、三日ではスイッチが入るほどの影響はないかもしれないと思ったけど、彼女を見ていて、それ以上の隔離は気の毒だった。
前回のブログにも少し書いたが、チョビを小さな黒い箱(内寸16x25くらい)に移した時の、彼女のショックの受け方は私にも十分に伝わってきた。
赤玉土に水草、アマゾンフロッグピット、リシアのお家とそれなりに内装は整えてあげたつもりだった。
でも、入れ物に移した瞬間に彼女は暫く固まってしまった。
一瞬で自分が置かれた状況を理解したようで、恐怖と悲しみ、そして諦めと絶望感が、彼女の真ん丸な背中から伝わってきた。
人一倍元気で活発に動き回る子が、全く動きを止めてしまった。
そしてそっと静かにリシアのお家に入って行った。
「分かりました・・・」って。
それが余計に辛かった涙
期間中は、朝に一度だけ顔を出すけど後は姿が見えない。
この三日間、チョビの絶望感を通して私の心の中には色んな思いが沸き起こり、私はずっとその事と向き合っていた。
父の病院でのやり取り、母を施設に入れた時、従弟の治療方針。
私の判断は正しかったのだろうか?
正しい、間違いはないとは言え、辛い思いをさせてしまったかもしれない、他に道があったかもしれない・・・
断食明けの朝、私はホッとしていた。
「チョビちゃん、頑張ったね。ご飯少しだけ食べよう。」
そう言って一欠けらだけ、私はチョビの鼻先に餌を落とした。
当然、喜んで食いつくと思っていたのに、チョビは全く反応しない。
慌てた私はもう2-3欠片の餌を足してみた。
やはりチョビは無反応だった。
ここに入れた時から、チョビはまるで感情を失ってしまったようだった。
あの食いしん坊のチョビが餌に反応しないとは!
パニックになったのは私の方だった!
チョビがいた水槽には朝食は与えてあるから、とりあえずチョビをそこに合流させることにした。
数時間後、断食明けのチョビが食べ過ぎないように、少しだけ餌をあげてみる。
皆はワチャワチャ餌に食らいついていくけど、チョビは無表情のまま。
静かに漂いながら、辛うじて二口くらい、小さな餌を口にしてくれた。
何という事だろう・・・チョビの心は壊れてしまったのだろうか。
チョビを水槽に戻して今日は二日目。
今日もチョビは以前のような快活でよく泳ぎまわり、ご飯が大好きなチョビではない。
餌を見せると、ぽんぽこりんのお腹を揺すりながら大喜びしていたのに。
餌の時間になっても喜ぶ事も無く、未だ無表情で、夕ご飯は一口も口にしなかった。
他のメダカが食べ過ぎになるから、これ以上は与えられない。
あの三日間の体験で、そこまで彼女は壊れてしまったのだろうか?
メダカのメンタルが壊れたなんて、私の妄想と言われれば妄想、私の勝手な想像だ。
でも水槽の前を通るたびに、私はチョビに謝り続けている。
早く以前のような元気なチョビに戻ってね