朝一で大家さんから電話があった。

咄嗟に「ああ、シュロさんが切られるんだな」と思った。

 

先日、大家さんからシュロの木の葉っぱを剪定していいかどうか尋ねられた時に、木自体を切ってもいいと返答したのだ。

お神酒も買って、用意してあった。

 

庭に出て、大家さんと植木屋さんと話をした。

 

で、結局、切らないで上の葉っぱだけ剪定することになった!

 

元々、大家さんは切ってくれと言っていたわけではない。

私が勝手に「葉っぱを剪定したいと言う事は邪魔だから切れと言ってるんだろう」と思っただけ。

 

そうやって人は、思い込みと勝手な解釈で、物事をややこしくして、現実をあらぬ方向へと持っていく。

 

危うくシュロさんを失うところだった。

 

 

 

シュロはかなり北の地域にも生えているが一応ヤシの仲間、南国の植物は感情豊かなものが多い気がする。

 

私が最初にメッセージを受け取った観葉植物はオーガスタだった。

 

初めての競りで、最初に買ったのがそのオーガスタだ。

2メートル近くある大きなもので、お店の雰囲気作りに一役買ってくれていた。

 

こんな大きな観葉は売れないだろうと思っていたのに、ある日、買いたいと言う人が現れた。

 

納品当日、オーガスタはオイオイ泣きながら言った。

「このお店に来て楽しかった、ありがとう。」

 

オーガスタからメッセージを受け取った時は、仕事で疲れて妄想癖になったのかとビックリした。

 

でもその頃には、たまに植物が私にメッセージを送ってくる事があるのに何となく気が付いていたので、これもそうなんだろうと思っていた。

 

ただ滅多にあることではない。

 

シュロの木からも何かメッセージを受け取ったわけではない。

 

でもこのシュロはここが気に入っているらしく、いつも楽しそうにしている。

風が吹くと、葉っぱを揺らしてシャラシャラと音がする。

葉っぱをドライにして、一緒に作品作ったりもしたね。

 

もうすっかり大きくなってしまって窓からは幹しか見えなくなってしまったけど、もう少し一緒にここにいよう。

借家だからいずれは切らなきゃいけないけど、今はまだその時じゃない。

 

 

 

 

いつの間にか黒箱の表面がびっしりアマゾンフロッグピットで覆われてしまった

「ラムズは入れてないから大丈夫かな?

でも、絶対にメダカの卵は付いてるよね、卵付きで売る?」

もたもたしているうちに、メダカ達がご飯を食べるスペースも無くなってきたので、泣く泣く処分

 

 

 

直径が5センチ以上に育った親分フロッグピットも!

メダカ達のいい隠れ家