人間は自分勝手なもので、人生はいつまでも続くと思ってる。
人生で残された時間を意識して本気でやれと言われるけど、実際に死を意識するってなかなかない。
私だって、いざ自分の命が残り少ないと分かった時に、自分がどういう反応をするのか全く分からない。
よく引き合いにだされるのがお坊さん。
普段は悟ったような事を言っておきながら、いざ死ぬとなると大騒ぎすると言う話。
私は二度ほど、もうすぐ死ぬという夢を見た。
二回ともわりと冷静で、そっかー、ついに来たかって思った。
でも最終的には、生きれるものなら生きたいって、かなり焦ったのを覚えている。
まあ夢だからあまり当てにはならないけどね。
今回、実際の死とは程遠いにしろ、一瞬、死を意識する出来事があった。
MRIとCTの検査の後に、ある病気の可能性があるから精密検査を受けるように言われたのだ。
昨年、このクリニックでMRIとCTを始めて受けて、大きな異常はないので、2~3年に一度受ければいいと言われたのだけど、去年一年間の実家の整理でかなりストレスが溜まっているのが分かっていたし、この数か月、その影響か体調がとても悪かったので受けることにしたのだ。
最初に所見を目にしたときに一瞬で感じた事。
本当に、0.1秒とかそんな一瞬の間に思った事。
まず、「おお!時間が区切られるかもしれない!」と言う事。
基本的には、人は自分の命の火がいつ消えるか分からない。
だから楽しく生きていられるとも言えるし、だから不安な事もある。
「治療はしたくない、それよりも、残された時間を精一杯生きたい。」
「まず行きたいところが何か所か、会っておきたい人が何人かいる。」
「残り時間を逆算して、使えるお金を精一杯使って色んな事をしよう!」
「え?!結構ワクワク楽しいかも?」
妙にワクワクしてきて、戸惑ってしまった。
で、勿論、その後に否定的な考えが押し寄せてくる笑
私の場合、不安や恐怖はなかったんだけど、整理しきれていない物をどうするか、植物をどうするか、後の事を誰に託すのか、準備してない事が沢山ある、等々
そのワクワクは、瞬間に出てきた思いだから、嘘はないだろうけど、どこかで「ホントか~?」「出来過ぎてないか?」「実際に、本当に死を突きつけられたらこんなもんじゃないだろう?」と。
もっと恐怖や不安な思いが出て来るに違いない、出ないとおかしい!と言う変な思い。
精密検査を受けるまで二週間弱あったのだけど、考えても仕方ないことなので、落ち込むことも無く普通に過ごしていた。
結果としては経過観察と言う、なんとも中途半端な事になってしまった。
後でちょっと検索してみたところ、もしも病巣があったとしてもそれほど深刻なものではなさそうだと感じているので、それ以上にあまり詳しくは知らないでいる。
今は情報が溢れているから検索すれば色んな情報がすぐに得られる。
でも、時と場合によっては、検索することは、自分の味方にもなれば、自分に向けての凶器にもなる。
私一人に対して、1時間の診察枠を取ってくれていたのだが、検査をして結果を聞き、世間話をして、30分で終わってしまった。
後で気が付いたら、院長先生は一切無駄な説明はしなかったし、否定的な事は何一つ言われなかった。
こっちが聞きさえしなければ、どのお医者さまはそうなのかもしれないけど。
あえて私も色んな質問しなかったので、それで終わってしまったのだろう。
それが良かったかどうかは分からない。
でも今現在分からないものに対して、最悪のケースを聞いたところで、不安になる以外に何のメリットもないだろう。
去年受け始めた、メディカルチェックスタジオさんは、とてもリーズナブルな値段で、サクッと30分で脳のMRIや、肺のCTの検査が受けれる。
そして、結果はネットで送られてくる。
もしもそこで何かあれば、お医者さんに面談して精密検査を受ける仕組み。
若い頃から自分の脳の状態を知ってもらい、病気の予防に繋げたいという志を元に作られたシステムで、本当に素晴らしい考え方だと思って
去年すぐに受けたのだ。
なにしろ、私のおじいちゃんは脳卒中だったし、ママゴンも脳血管性の認知、それに私は医者もビックリのハイコレステロール値だし
(でも薬飲んでない。。。)
特に、若い時に一度脳の状態を知っておけば、歳を取ってからの変化が分かりやすいから是非お勧め。
現在は銀座以外にも、新宿、大阪梅田にあります。
先日の雑草
ガンガン伸びてきたので、お約束通り、花がいくつか咲いた時点で抜いた
捨てるには蕾が一杯なので、花瓶に挿してみたら
可愛いのなんの!!!
ぽわっぽわの細い花びらが何とも言えず美しい
そしてほんのり日向の香り