自作の小説に出て来る人物のモデルとさせていただいた、元西鉄ライオンズの池永正明さんが76歳で亡くなりました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 

巨人も狙っていた投手でしたが、獲得しなかったのは大失敗でした。入団して実質5年間で20勝以上3回。300勝も狙えた大投手です。しかもバッティングも素晴らしく、ホームランも何本も打ち、六番を打ったこともあるとか。大谷選手のようになっていたかもしれません。

 

八百長疑惑で球界から永久追放されましたが、刑事裁判では無罪で「見せしめ」とされた疑いが強いようです。ライオンズにかつて再三やられた巨人が暗躍していたかもとさえ思います。

 

昭和40年代初めなので、投球を見たことはありません。多彩な持ち球と頭脳的ピッチングが持ち味だったようです。

池永正明 - Wikipedia

 

せめて天では、かつての大打者たちと勝負しまくって、大投手たちからホームランもかっ飛ばして欲しいものです。

 

巨人に入っていれば、堀内をはるかに超えた成績を残し、巨人は十連覇以上したかもしれません。まあ巨人でなくともいいけれど、八百長疑惑に巻き込まれなかったら…

 

ナベツネが名誉回復に尽力していて、そのことからナベツネをちょっとだけ見直してもいます(笑)。

 

しかし、ご本人はとにかく野球がしたかったろうなあ。それなのに突然奪われてしまった。映画『フィールド・オブ。ドリームス』のジョー・ジャクソン同様に。

 

プロ野球の八百長「黒い霧事件」当時のコミッショナーなどの対応は、今の自民党の統一教会モンダイと同じくらい対応がサイテーで、おそらくプロ野球界には、八百長が蔓延していたと思われます。ジョー・ジャクソン(シューレス・ジョー)のころのアメリカ球界も同様。「クロ」なのにまんまと逃げおおせて反面、池永さんやジャクソンはスケープゴートにされたと思われます。ジャクソンもベーブ・ルースやタイ・カップと並び称されるような選手になれる才能を持っていました。

 

RIP。