セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)
戦争中に作曲されたことからピアノ・ソナタ第6~8番は「戦争ソナタ」と呼ばれているが、これは真んなかの7番。これもハードロックファン向き(笑)。
プロコフィエフはモダニズム。なんか新しい時代の機械の動きに影響を受けたという気がする。そういう作品ではオネゲルの『パシフィック231』もある。機関車の動きを音で模したものだが、まるでモンスターが咆哮しているかのよう。
このピアノ・ソナタでは第三楽章が凄まじい。マシンが暴走し、しかし人間のような情熱を持ち、狂乱しているような感じ。
変拍子のつづく第一楽章、穏やかな第二楽章につづき、かなりショッキングだ。技巧的にもかなり難度が高く、鋼鉄のような腕がないと弾ききれない。
ポリーニのデビューのアルバムがスゴい。
手に汗握るとはまさにこのこと。
没入すると、かなり聴き手も消耗する。
さてさてプロコフィエフは現代作曲家ながら、聴きやすい作品も多い。
『ピーターと狼』を初め、交響曲第一番『古典』、バレエ音楽『ロミオとジュリエット』も親しみ易い。『ロミオ…』はパリのバスティーユオペラで観た上演が演出も素晴らしかった。
プロコフィエフもいずれ、リバイバルするだろう。それだけの才能豊かな作曲家だ。