UKユナイテッド・キングダム。

ご存知の人も多いだろうけれど「イギリス」というのは、イングランドに由来するまったくの造語。日本でしか通用しない。ブリテンとも言うけれど、連合王国ユナイテッド・キングダムというのが、いちばんよいと思う。略してUK。

 

イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの四か国から成り、UKの国旗は四か国の国旗を重ね合わせている。訪れるとそれぞれかなり雰囲気も異なる。スコットランドのゲール語、ウェールズのウェールズ語は英語とはまるで違う。

 

イギリスと言いたくない、書きたくない人は英国と表記するけれど、これも英吉利の略である。まあ、ある国の呼称が国によって違うのはいくらでもある。日本だって英語ではジャパン、フランスではジャポン、イタリアではジャポネ、ドイツではヤーパン、アラビア語ではヤバーニ―。個人的には世界的ににっぽん、またはにほんに統一したら? とも思う。ドイツも自国ではドイツラント、韓国はテハンミング、オーストリアはエステライヒ…国連はそれくらいシゴトしたら?

 

 

さて、UKの食事だが、これもかなり悲惨。前回のウサギ肉のシチューなんか、ホントに酷かった。ただし朝食はイイ。イングリッシュブレックファストというヤツである。

 

卵料理はもちろん、ある程度ちゃんとしたホテルならば、焼きトマトや焼きマッシュルームなんかも出る。ほかにもソーセージなど朝からメニューは豊富。

 

でもランチ、ディナーは…美味しいと思ったのはビーフステーキくらいかなあ。スコットランドでも「ハギス」という名物料理があるけれど、この羊の内臓のコマ切れと米などを羊の胃袋で包んだ料理は…あまりうれしいものではない。

 

イングランドで食べた料理で、いちばん美味しかったのは石焼ビビンバ。そう、韓国料理。また、食べてないけれどインド人の店のカレーは日本同様に美味しいらしい。

 

庶民料理でフィッシュ&チップスというのがある。これはたまに美味しいのもある。しかし油ベタベタの酷いのも少なくない。サメなどを含み、白身魚のフライとポテトチップスだ。個人旅行だったら、UKのコンビニでは寿司もよく売っているので、そっちのがいいかも。(つづく)