20年くらい前になるけど、モノカキ仲間から回って来たシゴト。もちろん、メチャギャラとしてはイイシゴトである。でも、ウケる人間がいないので、たらいまわしになっていた。政府がらみのシゴトだった。残念ながらお断りしました。

 

そのころ、パヨク系のみならずリベラル系にも反原発が多かった。

前にも書いたけれど、ワタシは右でも左でもありません。是々非々主義。自分が納得すれば、なんでもおけです。ワタシが反原発になったのは、ムカシ月刊PLAYBOYに載った、反原発の元祖的ジャーナリスト・広瀬隆さんの記事を読んでから。

 

電力量は足りていて、原発の必要性はないというハナシから、もし事故が起きたらどんな被害が起きるかまで、実際のデータを元として論じていた。静岡の浜岡原発が事故ったら、東京も完全アウト。うわっ、コワいなーと思った。だって放射能はいったん漏れたら、ニンゲンにはどうすることもできない。はるかな歳月の末に消滅するまでダメ。プルトニウムの場合、約二万四千年ですよ。

 

またウランの流通に関しては、別ソースで知ったがグローバル系企業が仕切っているとも言われていると知った。儲けのめっちゃ大きいビジネス。だから売りたがる。(原発を)つくらせたがる。

戦後、CIAのエージェントとなった正力松太郎(既に歴史的事実)のシゴトのひとつは原発推進だった。そのため讀賣新聞ではいろいろキャンペーンをしている。原子力で動くロボット・鉄腕アトムがもてはやされシンボルとなった(手塚さんは、これをスゴく後悔している)。

 

あと約一ヶ月で、東日本大震災すなわちふくいちの事故から10年。映画『Fukushima50』では、オールスターキャストでまずまず事実に近い描写がなされている。それはいいんだけど、汚染水の処理を含め、現場は解決にはまだほど遠い状態。線量がスゴい居住地帯が多々そのまま。実害に遭った人たちの多くも救済されていない。なのにもう「終わったこと」になっている。

 

第一次安部政権の議会で「もし、福島第一原発を大津波が襲ったら」という質問が出ているが「問題ない」と一蹴されていた。現場の吉田所長は不安をずっと感じてなんとかしようとしていた。しかし、追加処置はなにもなされなかった。

 

近くのいわき市は、先輩の出身地であり知人・友人は多い。郵便配達をしていた先輩はフクイチの事故の後、癌で亡くなった。放射能と癌との関連性は解明されていない。しかし、もしかしたらと思ってしまう。白河市の同輩も近くの山のキノコは採れなくなった。

 

しかし、計画停電とかはいったいなんだったの? 火力発電を増強してのリカバーもあるんだろうけど、ホントにそんなに電力足りないの? 1号機が水蒸気爆発した後、月曜にJR止めたけど、電力の問題でなく、放射能漏れが理由だったんじゃないの?(人々を家に留めるため)。

 

事故後すぐ、自分の持っていたネットワークで、自衛隊員からのメールとして「メルトダウンだ! すぐ逃げろ!」というのがあった。まさかと思っていたがホントだった。

 

事故の副産物として決定的だったことのひとつが、民主党のダメダメさ加減がすっかりバレたこと。今も党首とかしている、当時の幹事長の発言は「ただちに人体に影響を及ぼすものではありません」。そのころ、あんたが家族を東南アジアにすぐ避難させたのはとっくに知られていますよ。

そして政治不信が決定的となった。

 

お陰で盤石となった安部政権。コレがいちばんイタイかも。なお、なんでもかんでも安部が悪いとは言わないけれど、自民がますます金まみれ政権となったのは確実。コントのシナリオ10分50万円どころじゃない。ワタシの知っているある「御用作家」は自民に取り入り、海外の視察に連れてってもらったりしているが、知力がないのに物事を調べることもちゃんとしない大アホ。呆れるほどにでたらめな発言を繰り返し、それでも講演料を取って講演している。そういうのが自民党の周りにはわさわさいる。

 

コレについてはいずれまた。