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Charmless Man / Blur

ある魅力のない男の話

No.560

 私のfavorite bandの一つ、Blurの1995年の曲、Charmless Manを取り上げます。アルバム"The Great Escape"からのシングル曲です。「大脱走」と銘打たれたこのアルバムは、現代の「病める人々」を描き出し、そこからの「脱走」を図るんだ、という意図を持ったコンセプトアルバムのようなものです。
 そこで、Charmless Man「魅力のない男」の登場。歌い出しの、(*1)
 
 I met him in a crowded room
 Where people go to drink away their gloom
 He sat me down and so began
 The story of a charmless man
  込み合った一室で出会った男のことだけど、
  その場所ってのは、飲んで憂さを晴らす場所なんだけど、ね。
  僕を座らせて、話し出したんだよ、
  ある魅力のない男の話を、ね。

 「人々が憂鬱(gloom)を飲んで晴らすために行く込み合った部屋」=イギリスのバー(飲み屋)のことですね。そこで、ある男が話を始めるわけです。その男自身の人生話だと思いますが、これが魅力的でない、自慢話、というわけ。よくいますよね、酔っぱらって自慢話を長々とする人、って。それって、結局、こうなるんですね。(*11)

 He´s just so keen for you to listen
 But no-one´s listening
  君に聞いてもらおうとかなり熱心なんだ。
  でも、誰も聞いちゃいない。
  (be keen to :~することに熱心だ  for~は、意味上の主語)

 「あなた=他の人が聞くことに彼はとても熱心だ」、つまり、「その男は人に聞かせることに必死になっている」けど、「誰も聞いちゃいない」。

 そんなcharmless manにならぬよう、気をつけよっと。

 歌詞はこちら。
http://www.lyricsty.com/blur-charmless-man-lyrics.html
 映像はPV。主人公charmless manの行く先行く先にblurのメンバーがいる、という面白おかしな作品になっています。
http://www.youtube.com/watch?v=p1a_4CN4onA

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ある魅力のない男の話

込み合った一室で出会った男のことだけど、
その場所ってのは、飲んで憂さを晴らす場所なんだけど、ね。
僕を座らせて、話し出したんだよ、
ある魅力のない男の話を、ね。(*1)

教育にはお金をかけたみたいで、(*2)
クラレットとボジョレーのワインの違いが分かる、って。(*3)
ロニー・クレイになりたかったんだろうな、と思うよ。(*4)
でも、その生まれつきの性格から、そんな風にはならなかったんだね。(*5)

育ちのよさとお上品さを持っていて、
一族の株式の分け前が自分を守ってくれると、
それでみんなが自分に敬意を示してくれると思ってんだよ。(*6)
それで、話を合わしてくれている友人たちとだけ付き合ってんだよ。(*7)
同じことをみんなにやってんだな。
そういうのを全部ひとまとめにすると、
魅力のない男の典型、ってのができ上がるんだ。

羽振りのよい連中とその取り巻き連中を知っているそうだよ。(*8)
どこにだって、フリーパスで入れるらしいよ。(*9)
その辺から、僕は話半分で聞きはじめたんだけどね。(*10)
この魅力のない男から、隠れなきゃ、って思ったんだ。

話すスピードはやたら速く、
鼻血は出すし、
何も見えちゃいないんだよ、
そんな、ご立派な日々なんか、崩れていって、
自分に振りかかってくるもんだって事を。
それでも、人を喜ばそうと頑張ってはいるようだね。
君に聞いてもらおうとかなり熱心なんだ。
でも、誰も聞いちゃいない。(*11)
そういうのを全部ひとまとめにすると、
魅力のない男の典型、ってのができ上がるんだ。


<注釈>
*1 本文記事参照

*2 Educated the expensive way
 「金のかかる方法で(expensive way)教育を受けた(educated)」

*3 He knows his claret from his beaujolais
 claret:「クラレット」フランス・ボルドー産の赤ワイン
 beaujolais:「ボジョレー」フランス・ボジョレー産のワイン
 know/tell A from B :AとBの見分けがつく

*4 I think he`d like to have been Ronnie Kray
 ロニー・クレイとは、イギリスの有名なマフィアであったクレイ兄弟(双子)の一人。暴力的な男で、1960年代ごろまでロンドンの闇の世界を仕切っていた。

*5 But then nature didn´t make him that way
 natureはここでは「性格、性質」の意味。「性格が彼をそんな風には作り上げなかった。」

*6 He thinks he´s educated airs, those family shares will protect him,
that we´ll respect him
 「彼は、高い教育を受けているっていう嫌みな、お高く止まった態度(airs)をしていて、
家族友だち枠として受け取っている株式(family shares)=お金が彼を守ってくれる、それゆえに(so that)みんなが尊敬してくれる、と思っている。」つまり、親や家系のおかげで小金持ちに(大金持ちではない)なっているだけで、偉そうにしている嫌なヤツ、ってことですね。

*7 He moves in circles of friends who just pretend that they like him
 「彼は、彼のことを好きだという振りをする(pretend)友だちの輪の中で動く」

*8 He knows the swingers and their cavalry
 swinger:流行の先端を行く人
 cavalry:騎兵隊、援軍
 つまり、「羽振りの良い人とその取り巻き連中をよく知っている」

*9 (he) says he can get in anywhere for free
 for free:無料で 

*10 I began to go a little cross-eyed 
 cross-eyed:やぶにらみの  「ちょっとやぶにらみで進みはじめた」、つまり、話半分で(charmless manの話を)聞いていた、ということ。

*11 本文記事参照

Translated by hotel_zihuatanejo