いやはや、参った参った。
ウクライナから、
『どうしたら勝てるのか』という問い合わせが入っていた。
メールや電話ではなく眷属を通しての問い合わせである。
『別にわたしでなくても答えられるだろう』
と、しばらく無視していたのだが、
サタンが
『主が広報担当をしないのならば、総司令官を辞める』
と言い出したのだ。
『本来は、主が総司令官だ。
わたしは、主に任じられて仮の総司令官をしているだけ。
しかし、
どうすれば良いのか決める事が出来るのは主しかいない。
主が、決めるべきことを決めないのならば、
わたしでは、どのように動いてよいのか分からない。
主は我々を見捨てると言うのか。
主に見捨てられたわたしに
総司令官などできるはずはない。』
と涙声で語るのだ。
わたしは
『見捨てるなどとおおげなさな・・・・
あの程度の簡単な問題ならば、
わたしでなくても誰でも答えられるだろ。』
すると、イザナミが
『誰が答えられるのか、はっきり言ってください。
だいたい、
あなたは全員に自分と同じ能力があると思っている。
複雑な内容を返答するためには、
文書にできないと駄目でしょ。
つまり、人間である必要がある。
今の人間の中で、誰か答えらますか???』
あとは、周りの者たちがガミガミ、ガミガミと不満を語る。
わたしは、
『悪かった、悪かった。
ちゃんと仕事するから、機嫌直してくれ。
でも、本当に誰もわからないのか???』
『簡単だと思っているのは主だけ!!!』
『無理!!!』『無理!!!』
『・・・・・・・・・・・・』
サタンが開き直ってくる。
『おい、広報担当。
その広報に従って我々も動くのだから
しっかり働け。
総司令として命令する』
まぁ、わたししかできないのならば、わたしがするしかないのだが
少しさぼると、万軍に袋叩きにされる万軍の主でもある。
いやはや、参った、参った。