沖縄戦であったある出来事(ハクーソリッジ) | とある働き人の聖書のお話

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東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

「ハクソーリッジ」と言いう映画があります。

 

沖縄戦の中でも激戦であったこと を描いています1が、米軍の中で、何と武器を持たずに戦った衛生兵がいたのです。デズモンド・ド スという人ですが、彼は、セブンスデー・アドベンチストという教会の信徒でした。彼には、人を殺し てはいけないという良心がありました。けれども、お国のために戦いたい。彼の所属の部隊では、 上官を始め、仲間からも徹底的にいじめました。武器を持てない兵士など、恥でしかなかったから です。

 

けれども、この戦いにおいて、たった一人で、まだ敵兵がたくさんいるところで、怪我をした 仲間を次々と助けていくのです。さらには、負傷した敵兵までも救助したりします。上司は、深く反 省します。デズモンドに対して、「お前は私が会った中で、最も勇敢な男だ。私は神を信じないが、 お前が本当に神を信じているということを、心から信じている。明日も戦いだ、どうか一緒に行って くれ。どうか、戦う前に祈ってくれ。」と頼みます。

 

部隊は、デズモンド・ドスの勇敢な救護活動に励 まされて勇気を出し、また戦うのです。彼は後に政府から名誉勲章を受けます。 もちろん戦争ですから、その場所は生き地獄です。凄惨です。けれども、主人公はその凄惨な場 所に自らを置き、なおのこと、神に対する信仰と祈りを貫いていました。すると、運命共同体である 仲間にも、彼には神がおられる、そして自分たちもその恩恵を受けるのです。

 

なぜこんな状況に自分は置かれなければならないの?と思うかもしれない。

でも、そこに神様は水を注ぎ、実らせてくださり、驚くべき花を咲かせてくださる。

凄惨に見える場所に神様が働かれ、変えられるなら?

私たちがそこでどんな態度をとるか、誰により頼み歩むか、上司の機嫌、周りの世間の声に合わせるか、それをはるかに超えて凄惨ではなくいのちをもたらされる神様に信頼しよう。

 

神様は何よりあなたの様々な思い煩いや痛み、悲しみ、何より罪によって凄惨になってしまったこのいのちを聖めるため、救い回復させるため、神の御子イエス様にこれら一切を身代わりに背負わせ、十字架で身代わりに罰し、死なせ、また3日目によみがえられたことによって、これらに完全に勝利された。このイエス様の恵みが、私たちがイエス様を求めるところに溢れる、この新しいいのちに与らせていただけるのです。この神様があなたの内に凄惨を恵みに変えてくださる。これに今日も信頼したいものです。

 

彼の持っていたのは武器ではなく信仰、しかしこれよりも強力な物はない、なぜならそれはあなたのためにいのちを投げ出されたイエス様、この方が共におられる、働いている、その事実なのだから。

 

ハクソーリッジ 兵士 救護活動