以前、チャールズ・フィニーという人がいました。
彼は神様の愛を伝える人だったのですが、
そんなある日のことです。
人相の悪い男に「今晩、わしの店まで来てくれ」と彼は言われ呼び出されたのです。
彼は恐る恐る彼の店に行ってみると、急にピストルを取り出して言いました。
「昨晩あんたの言ったことは本当か。」
「どんなことを言いましたか。」
「キリストの血がすべての罪からきよめると言ったさ。」
「それは私のことばではなく、神のことばです。」
「実は、この酒場にある秘密のギャンブルの部屋で、わしは多くの男を最後の1ドルまでもふんだくり、ある者は自殺に追いやった。こんな男でも、神は赦してくれるのか。」
「そうです、すべての罪はキリストの血によってきよめられます。」
「ちょっと待ってくれ。支払いができない奴は、殺し屋を雇い、このピストルで殺させた。こんな男でも、神は赦してくれるのか。」
「私に言えるのは、聖書には、すべての罪が赦されると書いてあるということだけです。」
「ちょっと待ってくれ。通りの向こうの大きな家に、わしの妻と子供たちがいる。ところがわたしはこの16年間、妻をののしり続けてきた。先日は幼い娘をストーブのそばに押し倒し、やけどを負わせた。こんな男でも神は赦してくれるのか。」
すると、フィニーは立ち上がり、その男の手を握りました。そして、こう言いました。
「これまで聞いたことのない恐ろしい話を聞きました。しかし聖書には、キリストの血がすべての罪を赦し、きよめると書いてあります。」
すると、その男は言いました。「それを聞いて安心した。」
翌朝、太陽が昇るころ、その男は立ち上がって自宅に帰りました。そして自分の部屋に幼い娘を呼び、ひざに乗せて「パパはおまえを、心から愛しているよ」と言いました。何事が起こったのかと不審に思って中を覗いていた妻の頬に、涙が流れ落ちました。彼はその妻を呼ぶとこう言いました。「昨晩、今まで聞いたことのない、すばらしい話を聞いた。キリストの血は、すべての罪からきよめると・・・」そして彼は酒場を閉め、その町にとって大の恩恵者になったのです。
彼のことばが人を変えたのではない。
神様が変えた、神様にはすべてを変える力があるのです。
あなたをリバイブ、新しくすることができるのも神様だけ。
何より私たちはあきらめてはいけません。
人にはできない事でも神様にはできる、その確信があなたにはありますか?
