タイタニック号の悲劇についてはみなさんご存知かと思いますが、実はこれがおこる『前』、1898年に、アメリカの作家が一冊の小説を発表しました。
「豪華客船タイタン号の遭難」。
そのあらすじは、タイタン号という豪華客船がロンドンを出発して、アメリカのサザンプトンを目指すします。各界の名士たち、富豪たちの乗せて。ところが、北大西洋上で氷山に激突して沈没。世紀の大惨事を招くのでした。
どこかで聞いたような話。その14年後、ご存知、1912年の4月のある夜、タイタニック号の海難事故が発生しました。1513人が死にました。まるで小説をそのまま地で行くような、海で行くような。タイタニック号をモデルにしたのでは?その小説は、と思ったら順序が逆。
タイタン号がタイタニック号になっているだけで、出発地もロンドン、目的地もサザンプトン、事故の原因は氷山激突、場所は北大西洋、時期も4月のある夜、と一切同じだった。何とも奇妙な話なのですが、実はこの話はこれで終わらないのです。
それから23年後の1931年、一隻の船がイギリスからカナダへ向けて出港しました。実際にあった話です。「4月のある夜」、ウィリアム・リーブズという人が夜の見張りに立っていました。タイタン号とタイタニック号の衝突現場に差し掛かった時、彼は突然恐怖感に襲われ、息苦しくなりました。会場は真っ暗で、激しい胸騒ぎがするのです。
その日は自分の誕生日、タイタニック沈没の日、そして自分の乗っている船の名前は「タイタニアン号」。思わず彼は絶叫し、警笛を鳴らしてしまいました。そのとき、ふい根が緊急停止したとき、何と目の前には巨大な氷山が現れていたのです。危機一髪の急停止でした。彼らが砕氷船に救出されたのは9日後でした。
これは、単なる偶然の一致か?タイタン号とタイタニック号はそうかもしれません。しかし、3つ目は怖い話ではない。私たちにはいつも様々な警告が心に響いているのです。
誰が響かせているか?神様があなたを暗闇の中に沈ませないよう、御手を伸ばしておられるのです。
私たちが高慢に私は大丈夫、とはねのけるのではなく、この声に耳を傾ける必要があるのではありませんか。こんな大きな事故じゃなくとも、あなたの試練の中、苦しみの中、神様はちゃんとあなたに語り掛けてくださる。あなたを救いたいんだ、神様は。あなたの心に語り掛ける声に耳を傾けてみよう。
