「見よ。わたしがユダとエルサレムの繁栄を元どおりにする、その日、その時、わたしはすべての国民を集め、彼らをヨシャパテの谷に連れ下り、その所で、彼らがわたしの民、わたしのゆずりの地イスラエルにしたことで彼らをさばく。彼らはわたしの民を諸国の民の間に散らし、わたしの地を自分たちの間で分け取ったからだ。彼らはわたしの民をくじ引きにし、子どもを遊女のために与え、酒のために少女を売って飲んだ。ツロとシドンよ。おまえたちは、わたしに何をしようとするのか。ペリシテの全地域よ。おまえたちはわたしに報復しようとするのか。もしおまえたちがわたしに報復するなら、わたしはただちに、おまえたちの報いを、おまえたちの頭上に返す。おまえたちはわたしの銀と金とを奪い、わたしのすばらしい宝としている物をおまえたちの宮へ運んで行き、しかも、ユダの人々とエルサレムの人々を、ギリシヤ人に売って、彼らの国から遠く離れさせたからだ。見よ。わたしは、おまえたちが彼らを売ったその所から、彼らを呼び戻して、おまえたちの報いを、おまえたちの頭上に返し、おまえたちの息子、娘たちを、ユダの人々に売り渡そう。彼らはこれを、遠くの民、シェバ人に売る、と主は仰せられる。諸国の民の間で、こう叫べ。聖戦をふれよ。勇士たちを奮い立たせよ。すべての戦士たちを集めて上らせよ。あなたがたの鋤を剣に、あなたがたのかまを槍に、打ち直せ。弱い者に「私は勇士だ」と言わせよ。回りのすべての国々よ。急いで来て、そこに集まれ。―主よ。あなたの勇士たちを下してください―諸国の民は起き上がり、ヨシャパテの谷に上って来い。わたしが、そこで、回りのすべての国々をさばくために、さばきの座に着くからだ。かまを入れよ。刈り入れの時は熟した。来て、踏め。酒ぶねは満ち、石がめはあふれている。彼らの悪がひどいからだ。さばきの谷には、群集また群集。主の日がさばきの谷に近づくからだ。太陽も月も暗くなり、星もその光を失う。」
ヨエル書3章1-15節
愛と戦い、ふと思ったことなのですが、愛する人を守るためには時には戦わなければいけないこともあるんだな、と。物理的に、ということもあるのでしょうが、抱えている問題と戦う、とか、逆にその人が問題ある所に向かっているなら、良いよいいよと放置するのではなく、一緒に祈ってあるべきところに戻っていく、など。それは大切だから、でしょう？神様も大切なあなたが失われていくことがないように、行動されます。語られます。あなたが回復するためなら。その究極として、御子イエス様を神様は私たちの罪の身代わりに十字架に架けられ、死なせた、それほどにあなたを愛しているのです。私たちはもう神様と戦うのをやめよう。神様に祈り、神様を求め続けよう。神様があなたと共におられるのだから。
さて、↑は紀元前840-801年頃、ヨアシュが南ユダを統治していた頃に南ユダに向けて、私たちに向けて、神様が預言者ヨエルを通して語られた言葉になります。ヨアシュの前の王アタルヤの暴虐から救い出された神様が変わらず共にいるから、今神様を覚えよう、と今訴えます。やがて来るイナゴとバッタ、世の様々な問題、罪、サタンにあなたの魂が食い尽くされる前に、立ち返ろう、と。神様が共にそれでもいる、神様の内に救いがある、だから神様を正しく恐れることを、聖なる山、神様のもとに帰ってくるように、と仰られます。ねたむほどに愛される神様があなたを回復させるから、と。
その約束の一つとして「わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、年寄りは夢を見、若い男は幻を見る。その日、わたしは、しもべにも、はしためにも、わたしの霊を注ぐ。…しかし、主の名を呼ぶ者はみな救われる…」と語られました。私たち一人一人に聖霊様が与えられ、とどまり、この神様の霊によって生かされるものとなる、神様ご自身の恵みが私たちの内に満ち溢れる、と。↑はその続きです。
神様はなおヨエルを通し「見よ。わたしがユダとエルサレムの繁栄を元どおりにする、その日、その時、わたしはすべての国民を集め、彼らをヨシャパテの谷に連れ下り、その所で、彼らがわたしの民、わたしのゆずりの地イスラエルにしたことで彼らをさばく。彼らはわたしの民を諸国の民の間に散らし、わたしの地を自分たちの間で分け取ったからだ。彼らはわたしの民をくじ引きにし、子どもを遊女のために与え、酒のために少女を売って飲んだ」と語られます。
神様は傷ついたイスラエルの民の繁栄を元どおりにされる、そのために神様は戦われるのです。彼らに攻めこんできた諸国を裁く、と。イスラエルは歴史を見てもわかる通り何度も何度も攻撃を受け、奪われ、また分けとられてきました。今現在も本来あるべき地は分けられたままですし、まだこの預言の成就の時は来ていません。この完全な回復は、終わりの時、いわゆるハルマゲドンの戦にて完全に成就します。
わかりやすい繁栄の回復は、それこそイスラエルの国の完全復興なのですが、そう考えると、ただ国だけ戻ればそれでいい、というわけではありません。彼らが神様に完全に立ち返る時、本当の意味での復興、繁栄の回復となるのです。形だけ回復しても、内側が様々な問題、罪、サタンの支配によって苦しんでいてはどうしようもない、↑の前で語られていたように、神様のリバイバル、神様の霊が彼らの内に満ち溢れ、イエス様を求め、永遠のいのちを得るその時にこそ本当の意味で回復、繁栄が元どおりになるのです。天の御国に招かれ、そこで私たちは完全な神様の御もとに生きる、全てが新しくされ、私たちの繁栄と言いますか、神様の繁栄によって、私たちは生きるのです。
本当の繁栄というのは、何かお金持ちになるとかそういうことではありません。神様の富が満ち溢れている状態です。神様の霊が、神様のいのちが満ち溢れている状態です。神様は、彼らに、また神様に気づかず、好きなように生きる私たちを回復させたいと願っているのです。神様から離れている時は、イスラエルの歴史を見ればわかると思うのですが、様々な敵に攻めこまれます。私たちもそうです。サタンは神様からあなたを引き離したいから、今こそその時、と攻め込んできます。しかし、その時今ヨエルを通して語られているように、またこれまで多くの預言者の書を通して分かち合ってきましたが、神様は語られている、悔い改め立ち返り命を得てほしい、とその御手を伸ばされているのです。神様はあなたが奪われることがないように、それでも御手をあなたに伸ばし、救わんとされるのです。
イスラエルも、私たちも、サタンとのせめぎあいがあります。イエス様は「バプテスマのヨハネの日以来今日まで、天の御国は激しく攻められています。そして、激しく攻める者たちがそれを奪い取って」いることを警告されました。このせめぎあいがある、しかし神様はこれと戦ってくださる、あなたがサタンに分けとられることがないよう、奪われることがないよう、神様の富で満たしたいのです。命で満たしたいのです。↑の預言の成就は確かにまだ先の話かもしれませんが、今、私たちは神様に立ち返ることはできます。今、私たちは神様の救いを求めることができます。もちろんそれでもサタンはあなたを何とかしようとあの手この手としてくるかもしれませんが、もはやイエス様に立ち返った時私たちをサタンは何もすることはできません。
一方で、私たちは分けとられようとしているイスラエルのため、また隣人のため祈りの戦いをする必要があります。御言葉を伝える必要があります。そのいくつかの理由として、↑で神様はヨエルを通して「ツロとシドンよ。おまえたちは、わたしに何をしようとするのか。ペリシテの全地域よ。おまえたちはわたしに報復しようとするのか。もしおまえたちがわたしに報復するなら、わたしはただちに、おまえたちの報いを、おまえたちの頭上に返す。おまえたちはわたしの銀と金とを奪い、わたしのすばらしい宝としている物をおまえたちの宮へ運んで行き、しかも、ユダの人々とエルサレムの人々を、ギリシヤ人に売って、彼らの国から遠く離れさせたからだ。見よ。わたしは、おまえたちが彼らを売ったその所から、彼らを呼び戻して、おまえたちの報いを、おまえたちの頭上に返し、おまえたちの息子、娘たちを、ユダの人々に売り渡そう。彼らはこれを、遠くの民、シェバ人に売る、と主は仰せられる」と仰られていますね。神様の民を、神様の造られた子たち、何よりあなたの隣人が奪われていく、そのような状況にある人たちがいるからです。彼らを黙って見ているのか。「わたしに何をしようとするのか」と問われる神様に、あなたはどう応えるでしょう。↑で裁きを宣告されている、分け隔てるものたち、くじを引くものたちのように好きにするか、それとも神様に祈る、御言葉を伝え、彼らを神様の御もとに一緒に行くものとなるか。
神様はさらに↑で「諸国の民の間で、こう叫べ。聖戦をふれよ。勇士たちを奮い立たせよ。すべての戦士たちを集めて上らせよ。あなたがたの鋤を剣に、あなたがたのかまを槍に、打ち直せ。弱い者に『私は勇士だ』と言わせよ。回りのすべての国々よ。急いで来て、そこに集まれ。―主よ。あなたの勇士たちを下してください―諸国の民は起き上がり、ヨシャパテの谷に上って来い。わたしが、そこで、回りのすべての国々をさばくために、さばきの座に着くからだ。かまを入れよ。刈り入れの時は熟した。来て、踏め。酒ぶねは満ち、石がめはあふれている。彼らの悪がひどいからだ。さばきの谷には、群集また群集。主の日がさばきの谷に近づくからだ。太陽も月も暗くなり、星もその光を失う」と仰られています。
はい、この聖戦について、この立ち上がるように言われているのは、私たちの事ではありません。ここで立ち上がってくるのはサタンたちです。神様に挑み来るものたちがいる、しかし神様はこれに勝利される、太陽も月も星もその光を失うように、彼らの光は失われる、やみは光に打ち勝つことはできないのです。私たちは挑む相手を間違えてはいけません。私たちはどうせ無理だ、と諦めてはいけない、この人が救われる、変わるなんて無理だ、と諦めてはいけない。神様に逆に無理だ、いたって無意味だ、と挑みかかってはいけない。むしろ真の光なるイエス様から離れてどこに行くのですか。
むしろ私たちの魂を、心を、友を、あなたの遣わされているところをサタンに売り渡してどうしますか。それを諦めて、サタンと共用しようなんて、とんでもない。そこに繁栄の回復はありません。神様はむしろそのような状態にある私たちの闇、世の勢力、問題、思い煩い、神様から離れていくその私たちの罪、それら一切と戦い追い出し、サタンの手から取り戻すため、神様は御子イエス様を私たちの罪の身代わりに十字架に架け、死なせたのです。しかし3日目によみがえられたことによって、これらに完全に勝利された、死は飲み込まれた、サタンは完全に打ち砕かれるのです。
この救いを受け取る時、私たちはもはや神様の子、完全に神様のものとされた、これを何物も奪い去ることはできません。イエス様の死と復活によって完全な勝利が訪れるのです。私たちは最後までイエス様について行かせていただこうではありませんか。イエス様の十字架と勝利にあって私たちが受ける恵みがいかほどか。私たちは今こそ、神様があなたの救いのために立ち上がられた、そして御子イエス様のいのちさえ惜しまず与えてくださった神様が今なそうとしていることに信頼し、御心が完全になることを祈ろう。御国よ来たりませ、と祈ろうではありませんか。神様の完全なる繁栄がなりますように、と。
