〈私は頼りにならないけど…〉
私は、自分を頼りにすることができないので、
一日24時間、あのお方に頼りっぱなしです。
ーマザー・テレサー
凡人では到底なしえないお働きをしたマザーのこんな言葉を聞くと、「へぇー!」と思いますが、同時にちょっぴり安心しますね。「マザーでさえそうなら、私なんか、頼りない自分で当たり前。イエス様なしじゃ生きてけない!」と。
でもこのマザーのひと言は、あのノーベル平和賞に輝く彼女の人道の働きは、100パーセント彼女自身の力ではなく、彼女の内にあって働かれるイエス様の御霊の働きだったのだと、改めて教えられますね。
「一日24時間」は、彼女の「100%」の表現です。決して時間だけではなく、小さなことも、大きなことも、やることなすこと、生きることの全てにおいてということです。神様は、自分の弱さを徹底的に知る人に、人にはなしえない大きな仕事を任されるのです。あのパウロのように…たとえどんなに弱く小さくとも…その弱さのうちに完全に神様は働かれるのです。
「しかし主は、『わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである』と言われました。ですから私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。ですから私は、キリストのゆえに、弱さ、侮辱、苦悩、迫害、困難を喜んでいます。というのは、私が弱いときにこそ、私は強いからです。」
Because I cannot rely on myself, I rely on Him, twenty-four hours a day. - Mother Teresa