置かれた場所で咲くということは | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

私たちはどうも自分の欠点が気になって、何かをすることに重くなります。

でも、あなたにしかできないことがあります。

 

あなたがそこに置かれている、遣わされている意味があるのです。神様から。

そんな事を思い出させてくれる一言が↓。

 

あなたにできることを、

あなたの持っているもので、

あなたの今いる場所でやりなさい。

~セオドア・ルーズベルト~

 

第26代アメリカ大統領ルーズベルトです。彼は人懐こいテディの愛称で呼ばれながら、軍人として米西戦争を勝利に導き、資本が集中するトラストに反対し、革新主義を唱えた、アメリカでは評価の高い大統領ですが、その彼の言葉にしては、なんとシンプル極まりないことでしょう。

 

これを読むと、多くの方は渡辺和子さんのベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」を思い起こすのではないでしょうか。これは彼女自身の言葉ではなく、あの「静謐の祈り」の作者と言われるラインホルド・ニーバーの言葉なのですが、このルーズベルトのシンプルな勧めは、「置かれた場所で咲く」ということの意味を、いみじくも解き明かしているようです。

 

神様の業をするのに、何も難しいことはありません。特別の学問も、お金も、設備や建物も要らないのです。どんなに小さく、ささやかでもいい。あなたの与えられた賜物を、今いるところで、神様のために目いっぱい用いればいいのです。

 

ある意味、SNSが著しく発達した現代が、それをさらに容易にしたと言えるかもしれません。あなたが今いるところでなしたわざは、ネット網を通して、時空を超えて多くの人の目に留まり、共感され、シェアされることができるのですから。

 

「できることを」「持てるもので」「今いるところで」――やってみてください。神様の祝福が、きっと満ち溢れます。

 

Do what you can, with what you have, where you are. 

ーTheodore Rooseveltー