「我が辞書に不可能はなし」と豪語した天才ナポレオンは、アフリカの西海岸に浮かぶ、セント・ヘレナ島で、1821年に、がんのために、その波乱に満ちた生涯を閉じました。不可能はなし、と言っていた彼もがんには勝てなかった。
そんな彼はそのセント・ヘレナ島から遺書を書き、送っています。彼は何を思ったのか。何もかも可能、と思っていた中ですべてを失ったとき…そして彼が不可能はなし、と言っていたその根拠は…その一部が↓。
「…私は大胆に、キリストを信じます、と大声で告白できなかった。
そうだ。私はクリスチャンである、と告白すべきだった。
私の心の底に信じていた事実を告白する。
その方に比べると、バートランド大将よ、
あなたはただの原子に過ぎない。
私の天先的なすべての能力をもってしても、
このお方と比較する時、私は無である。完全に無の存在である。
私は永遠の神、キリストを認める。
私はキリストを必要とする。
私はキリストを信じる。
私は、今、セント・ヘレナとの島につながれている。
いったい、だれが、今日、私のために戦ってくれるだろう。
だれが私を思ってくれるだろう。
私のため、力を尽くしてくれるものがあるだろうか。
昨日のわが友は、いずこへ。
ローマの皇帝カイザルも、アレキサンダー大王も忘れられた。
私とて同じである。…」
彼が不可能はない、と言っていたその根拠は、正確には神様が共にいるなら、不可能はない、ということだった。ただ、彼は力の上に王国を築こうとして失敗。もはや彼のために戦うものなどなかった。彼のために力を尽くしてくれるものなどなかった。
でも、イエス様は、愛の上に王国を打ち立てられる。この愛のゆえに、支配するのではなく、あなたを生かされる。あなたのために力を尽くし、あなたのために危険を顧みず、人となって生まれてこられ、同じ苦しみの中を生き、その愛を現し癒され、解放されていった。最後は私たちを永遠の裁きから解き放つべく身代わりに十字架にかかられ死なれた。そして復活と共に信じるすべての人に釈放を告げ、復活のイエス様があなたの内に住まわれ、この命懸けの愛をもって取り戻された愛の上に、御心の上に神様の御国が打ち立てられていく。この神様の愛の前に何者も立ち果せる事などできない。
この暗闇の時代にあってあなたを覚え、あなたを探し、あなたにその御心を現そうと力を、命を尽くされるイエス様がいること、どうか忘れないでほしい。この方にあって不可能はない。今この暗闇を必ず一緒に脱出させてくださる、だから私たちは勇気を出そう。あなたの決断を通して神様が働かれるとき、そこは神様の愛が満ち溢れる。
