北海道緊急事態宣言を受けて9:情報の取捨選択 | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

北海道緊急事態宣言を受けて、現地から感じていることをシェアしています。本州などでも今後爆発が起こる時のために、また現状の参考になればと思います。(中盤から建設的な意見を書いてます。前半は私の感じる現状)

 

さて一応北海道緊急事態宣言による外出規制は今週末で終わりの予定だそうです。ただ、私も必要があるので必要範囲で、仕事以外でもでかけます。何でもかんでも丸ごとそのまま受け入れると大変なことになる。むしろ必要のために動いてくださっている人たち、店を開けてくださっている人たちには頭が下がります。

 

そんな中今考えるのは、最近情報量が多すぎる、ということ。そしてそれに振り回され、また取捨選択できていないことに問題を感じています。情報のオーバーロードと言ったらいいか。おそらく買い占めもそうなんでしょうけど、それが正しい情報なのか、それを考えずに簡単にシェアし振り回されてしまう。専門家の意見もTV番組によっても全然意見がばらばらなこともある。北海道の緊急事態宣言もそう。国もそう。時間がたてば変わるのは当たり前だけど、一本筋が通ってない。

 

批判ばかりだとあれなので、専門家の話に目を向けると、やはりこの情報オーバーロードを問題視されている。ある専門家の話によりますと、現代の一日の新聞に載っている情報の量は17世紀の人間が一生の間に獲得した情報の量に匹敵する、と。SNSを入れたらいったい何世紀分の情報量なんだ?という感じですが。これはコロナの問題だけではなく現代のあらゆる問題でもそうでしょう。

 

じゃあ情報疲労症候群・情報のオーバーロードに対し、正しく取捨選択するためにはどうしたらいいか?

①まず、流れてくる情報のほとんどは私たちが生きていくために絶対に欠かせないものではないので、自ら情報の量を調節する事です。あふれているから取捨選択できない。だから、得る時間を自ら少し減らしてみるのも1つ。

②一日の内に一度、静かに考える時を持つことです。人間の頭脳は、情報を消化するために時間が必要です。外からの声をシャットアウトする、リラックスする、これ大事です。頭、心を休ませる。

③物事を簡素化する。すべてのことを完璧に知る必要はないのです。大まかなポイントをつかむ、それだけで十分です。

 

でもそれ以上に大事なのは、神様に耳を傾ける事です。神様は私たちを決して見捨てないかた。今神様が何をされようとされているのか、そのみむねに耳を傾ける。②もそうですが、神様の前に静まる中で神様は平安を与えてくださります。あれこれに忙しくならなくていい…神様はあなたを愛している。あなたのために何かをされようとしている。その神様に今耳を傾け、あなたをかこっている様々な覆いを取り除いていただきましょう。そして、その状況の中で自分は何ができるのか、祈り御ことばに聴き、決断しよう。本当に大切なことはいたってシンプルなはずです ^^) _旦~~

 

「さて、彼らが旅を続けているうち、イエスがある村に入られると、マルタという女が喜んで家にお迎えした。彼女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、みことばに聞き入っていた。ところが、マルタは、いろいろともてなしのために気が落ち着かず、みもとに来て言った。『主よ。妹が私だけにおもてなしをさせているのを、何ともお思いにならないのでしょうか。私の手伝いをするように、妹におっしゃってください。』主は答えて言われた。『マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。』」(ルカによる福音書10章38-42節)