デスクポテチの人
私は、デスクワークにおいて
お菓子を食べること自体を全く否定しない。
というか、私自身も、毎日のように
クッキーやらチョコレートやらモソモソとよく食べている。
普段は甘いものを食べないが、
デスクワークにおいては必要なエネルギー源、
さらには、ちょっとした楽しみとも言えよう。
しかし、唯一、デスクで食べるもので強烈な違和感を覚えるのは
ポテトチップス。「仕事しながら」ポテチを食べる人だ。
言っておくが、ポテトチップスは私の大好物であるからして、
ポテチ自体に違和感があるのではない。
デスクでPCに向かって、一応は仕事をしているはずの時に、
ポテチ袋から口へ、ポテチをずーーーーっと運び続け、
腕のその往復運動を、パリパリむしゃむしゃと音をさせつつ、
かなりの間、一袋空にするまで継続する、という、
その様が、はっきりいって気持ち悪い。
私は「デスクポテチ」をする人を個人的に信頼しない。
自分とは生理的に合わない気がする。
きっと人生観も決定的に違うと思う。
ポテチを食べながら、まともなデスクワークができるはずがない、
という基本的な思い込みはあるが、それ以上に
私にとって、不健康=美味な「ご褒美食」、
つまり、罪悪感を持ちながらも愛するポテチを、
仕事をしている自分を労うため、たまに許すポテチを、
憎むべき仕事の現場でパリパリむしゃむしゃ消費している、
そのようなイノセントかつ自由なピープル
羨ましいとも言える、そういうピープルは、おそらく、
食についての考え方、また、仕事観なども、
私とはかなり異なるんではなかろうか。
ことは生き方の根幹に関わる価値観でもあり、
また生理的な領域でもあるので、
やはり合わないだろうなーという感覚。
そういう方々は、きっと屈託なく、または割りきって、
好きなものを好きなときに、
それがどんなに添加物等で毒されていようとも美味しいと思えば
日常に取り入れているだろう。
で、you are what you eat を信じる私としては、
生理的に私とは違う存在である、と想像する。
また、仕事なんてものは、それら方々からみれば、
ポテチと共にデスクでやり過ごせるものなんであろう。
仕事とポテチ、それぞれに対する我々の価値観は
あまりにも違うことは明白である。
まあ、何やかんや言っても、
何事にも囚われわないのは一種知的であるということで、
私なぞは本当に、自分で自分のアホさが気の毒になる。
もっと解放されたいものである。

