今日は車庫の中のごちゃごちゃを少しは整理しようと意気込んて行ったのだが、その前準備の段階でいろいろやりすぎて草臥れてしまい、結局レコード鑑賞に逃げてしまった。その勢いでこれから新品で買ったレコード(新譜、旧譜問わず)をきっかけに思い出語りをしていこうと思う。「A]から始めようか。
 


 ◎ANGEの「新ノア記」1978年リリースだから大学2年頃か。アンジュはユーロロックの本などで存在は知って居たが、音を聞いたのはこの時が初めてだった。日本盤はこれが初リリースで、フランス盤は3500円とか、それ以上で売られていたのでとても買えなかった。高校時代、山崎君が持っているというのはばたやんから聞いて居たが、貸してくれとは言えなかった。

 初めて聞いて、思った以上の重さと田舎くささに驚いた。いや、よい意味で。フランスのバンドだから、洒落たバンドだと思って居たのだが、裏切られた。フランシス・デキャンのオルガンの音が独特だ。(当初はメロトロンかと思って居たが、どうも違うらしい。)今も昔もアルバム1曲目でココロを鷲掴みにされてしまう。

 次作「エミール・ジャパコティのお伽噺」は翌年フィリップスから1800円で出たが、おじいちゃんの冒頓とした語りが印象的で、サウンドの印象は薄かった。

 自分がレコードで持っているのはこの2枚のみで、1978年ころ山崎君からライヴ「Tome VI」を借りて、思って居た以上にライヴが良くてぶっとんだ。これは20年前位にCDで入手している。