卒業旅行の思い出が残る最後の場所は常紋信号場。当時ここは駅ではないが、SL写真マニアが多く来ることから臨時的に乗降できる場所となっていた。急峻な山を登り切るためのスイッチバックの場所で、ある程度長い時間SLが見られるということと、山なので勢いよく煙を吐く姿が拝めるということで人気があった。

 今は信号場は廃止され、近くの常紋トンネルが心霊スポットとして有名となって居る。昔からこのトンネルには人柱が埋められているという噂があり、'70年ころ実際に多数の人骨が発見れたことから伝説が現実となった。そのころから国鉄職員などから幽霊の目撃談がささやかれるようになり現在に至る。まあ、当時の私はそんな話は全く知らなかったし、早朝の綺麗に晴れた山の風景を堪能していただけの中坊あけの馬鹿に見える少年であった訳だ。近くに道路がないためストリートビューも近寄れないのだろう。他人が投稿した写真で今回はお許しを。


 

 

稲川淳二さんも常紋トンネルの怪談を語って居ます。