15年くらい前。学校の発行する「不○者のお知らせ」に載ったことがあります。あの頃、全身黒の帽子・衣服とズボンを着込み、サングラスをして歩いて居ました。何度かチルドレンの自宅に帰る時間帯にでくわしましたが、うるさいチルドレンはあまり好きじゃないので、無視して歩いていたと思いますが、俺と思われる”○審者”が載りました。おそらく、まだまだ人物観察力のないチルドレンの話をうのみにした馬鹿な教師が作成したものでしょう。困ったものでした。
さて、この話を友人にしたら、その友人、「そんなのまだいい方だよ。俺なんかさ」と言って話し出した内容がこう。
7~8年前の春先。校庭の前に10人程度の人が集まっているので何かと思って近づくと、どうやら体育祭の練習をしているらしい。それで、チルドレン好きな彼は主婦連に交じってその様子を金網越しに静かに眺めていた。すると、数分後パトカーが到着、お巡りさんが下りて来て彼に質問をし始めた。周りを見るとさっきまで一緒に居たはずの主婦連はいなくなり、遠巻きにこちらを見て居る。「こいつら、通報しやがったな」と気付いたのも後の祭り。がっくりしながら職務質問を無事に終え、帰路に就いた。
「あいつらだって見てたじゃないか。なんで俺だけ職質されんの?」とその時は怒りがこみ上げたとのこと。
「うん、さすがにそっちの方がおもろいし上だわ。」と俺は思った。というお話。