ロック界の貴人変人といへば、Godley & Creme。ゴドレイ&クレームといえば、森脇真末味さんの漫画を思い出す。「ゴドレイの恋人」など数作ではケヴィン・ゴドレイが主人公という困った作品たちなのだ。漫画の中のゴドレイさんはハンサムで、ご本人ほどクレイジーではないのが救い。面白いので、もしブックオフ110円コーナーで見つけたらぜひご購入をお勧めしたい。
さて、ゴドレイ&クレーム。このクレイジーな二人がギズモなるクレイジーな楽器を開発してドーパミン出しまくって音楽を作りまくっていた頃のこれはセカンドアルバム。思えば10CCってノーマルと狂気が奇跡の均衡を遂げたバンドだったのかも知れないのだと思う。ちなみに自分は狂気の方に大いに惹かれる性質なのだが、それでもこの前の作品「Consequences」とかこの「L」とか続けて聞くとさすがについて行けない気がしてくる。それでも3作目「Freeze Frame」になってくると、さすがに少しずつだが丸くなって聴きやすくなってくるものです。そして後年「Cry」という名曲を生み大ヒットさせてしまうのだから、狂気を続けるというのもいいものなのかも知れない(なんてね)。
あと、忘れてましたが、Visage、
Duran Duran
のプロモーション・ビデオの製作も彼らでしたね。他にもエイジアやポリス、
ハービー・ハンコックの「Rock It」なんか、衝撃だったなぁ。