つげ義春全集 別巻を久しぶりに読んでいる。この別巻だけは漫画ではなく、文章を集めたものだ。紀行文などは愉しいものだが(時には悲しかったりもするが)、夢日記は危うい、アブナイ。つげさんの精神的弱さ、脆さ、繊細さが表れていて、アブナイなあと思ってしまう。それに、いつだったか、テレビだったか本でだったか忘れたが、夢日記をつけ続けていると、徐々に精神が蝕まれてゆくと知ったいうことだった。だから内容以上に夢日記をつけ続けることはアブナイのだ。その情景を描いた絵がまたふっとび過ぎていて、これまた危ういのだ。  
 そういえば、おとといの明け方夢を見た。おなかの一部が錦鯉の明るい紅を帯びたような光を放つ白蛇(というか、白銀色の蛇)に追いかけられる夢だった。頭の上に落ちてきて、目の前にその紅い部分がでろん、と垂れ下がって来て、「うあーっ、気持ち悪いよう」とかなんとか叫んだような気がする。詳細を覚えていないが、蛇を殺してその皮を剥いでしまったような気もする。・・・自分は蛇はそんなに生理的に嫌悪する対象ではないが、でもまあ、夢の中ではとにかく気持ち悪かった訳である。
 さて、この白蛇の夢。ネットの夢情報によると、吉夢の場合は金運や生命力の上昇があるとのこと。ただ、凶夢の場合は悪い道への誘惑、破滅などがあるとのこと。そして、白蛇じゃなく、銀色の蛇、これもあった。銀色は、第六感、直感力の冴えを現してるとのこと。おお、と喜んでもいられない。何せ、どうも自分はこの白銀の蛇を殺し皮を剥いだと思われるのでね。こういった場合は逆の意味でせうかね。一部紅色に光るというのはどんな意味があるのでせうか。興味はあるけど、どうもならんですね。こちらもつげさん同様に危うい夢かもしれません。