先月、NHKの番組「ガッテン!」で、ヨーグルトのビフィズス菌は、お腹を通過するだけで留まらないと放送し、巷では結構な衝撃があったらしいけれど、自分はそれならそれで、だから毎日食べるのが必要なのだな、と勝手に解釈して、それからも毎日食して取っている。というか、ヨーグルトドリンク(ラッシー[ヨーグルトを牛乳で混ぜたもの])を飲んでゐる。そして、食べるヨーグルトは自分ちで作っている。
 種は市販のお気に入りのプレーン・ヨーグルト。それを成分無調整牛乳に混ぜて作っている(低脂肪牛乳はダメ)。牛乳の温度は、温度計で計ったことはないのだが、指先を入れてちょうどよい熱さだから、37,8度位かな。おそらくお風呂にしたら、ちょっとぬるい位の温度だろう。まあ、ほぼ体温なのだ。偶然か必然かわからないけれど、本当に不思議なものだと思う。指先でぬるく感じたら、ヨーグルトはゆるくなってしまって、飲むことしかできないし、指先で少し熱く感じたら、ダマみたいなものができて食感が悪く、ホエイ(乳清)がやたら多いヨーグルトとなってしまう。本当に自分の体温と同じ位でちょうどよいヨーグルトができるのだ。だからいつも、不思議だよなぁ、と思いながら作っている。
 ほどよい温度のヨーグルト牛乳を発泡スチロールなどの保温できるものに入れて一晩寝かせたら、朝にはとろっとろのヨーグルトができている。このきめ細かなヨーグルトを見た時はなんとも幸せな気分になる。
 種は自分が作って来たヨーグルトを使っていくわけだけれど、何回も使っていくと、いつか、何をやっても緩くしかできない時が来る。そのときはまた、市販のヨーグルト購入の時期だ。自分の家では、このサイクルはまちまちなのだけれど、とりあえず半年以上は大丈夫なんじゃないかと思う。
 ヨーグルト作りは、少なくとも10年以上は継続して行ってきた。途中数日のブランクを入れたら30年は作って来たんじゃないかと思う。自分は若い頃は風邪をひきやすい体質で、鼻やのどをやられたら、90%悪化したものだが、ヨーグルトを毎日食べるようになってから、風邪をひきにくくなった。これは事実なのだからしょうがない。そんなにお金もかからないし、試してみる価値は大いにあると思う。