自分は毎日降圧剤を使って居る。最初は病状を進行させないためには「これしかない」と思って飲み始めたが、最近は飲み続けつつも、猜疑心が募って来ている。  というのは近年高血圧の基準に変化があったこと。昨年まで高血圧は上が140以上だったが、今年になって130以上になるという動きがあった。これはどういうことか。この基準に変わると高血圧人口は増え、投薬対象の患者が増える。これが人々の健康に配慮したということであれば、それも仕方のないことだろう。しかし、穿った見方をすると製薬会社が儲かるということでもある。通院患者も増えるから、当然病院の患者数も増える。自分の世代は薬害エイズ事件を経験しているから、単なる陰謀論とも思えないのだ。  人は百人いれば百人それぞれの体調の違いがあるのに一律の数値で大丈夫なのか?ということがある。それに年齢の違いがある。若い人には140が高血圧の基準だとして、動脈硬化が進む高齢者も同じ基準なのか?という素朴な疑問である。動脈硬化が進んだ人はより強い血圧が必要じゃないかと思えるからだ。  それに、あとは副作用の問題がある。最近言われていることは、血圧を下げると脳への血流が下がり、認知症のリスクが増えるということ。そして、同様の理由で脳梗塞のリスクも増すということ。あと、血圧が低いと癌リスクが上がるという実験結果もある。血圧を低く抑えると必ずしも良いことばかりではなさそうなのだ。  自分には今味覚異常が起きてゐるが、これが脳の影響でなければいいなと思って居る。亜鉛はずっと摂り続けているが一向に改善が見られない。  先に記載している通り、自分には胸に瘤があり、そのため血圧を押えなければならないということは分かるが、それで血圧を押えたことにより、脳に障害が出たり、別の病気が発症してそれが原因で死亡するなんてことにはなりたくない。降圧剤を飲み続けて痴呆になって生き永らえるなんてとんでもない。もし死ぬのなら極端な言い方をすると、瘤の悪化で死ぬのなら致し方ないと思うのだ