今日は3か月ぶりの検査の日。よりによって吹雪の真冬日にである。雪と氷で歩きにくい道をよろよろ歩いて病院へ向かい、血液検査、レントゲン、CTと心電図検査を受けた。  思いがけない難関が血液検査だった。近年血管注射がしずらい身体となってしまった。静脈がみつけにくくなり、見つけても細かったり、針から逃げたりするようになった。今日は今までで一番困難だったようで、看護士がふたり、30分以上かけて採血・CT検査の造影剤の準備をした。CTスキャンを受ける場合、この病院の構造上、静脈に針を通すのは右腕に限られるので、右手の静脈探しからはじまった。駆血帯で縛っても見えず、ジェル状のあったかい枕で腕を温めて様子を見たがこれでも無理で、とうとう寝かさせられることになった。横になった方が血管が見つけやすいそうだ。そして見事成功。先へ進むことができた。  検査結果は概ね良好。血流も少し改善していた。だが油断はもちろん禁物で、これ以上瘤を育てたら手術の可能性大。その場合高確率で両足に障害が出るとのこと。くれぐれも力みは禁物なのだ。だから毎日の排便も、力みはダメ。どうしてもという場合は下剤を使ってでも力むなとのこと。幸い自分は軟便系人間なので、ほぼ問題ないが、それでも便秘の時はくる。その時は「〇ラック」か「○×漢方便秘薬」かにお世話になるだろう。  それよりも脅威になるのは、この時期独特の作業、雪かきである。昨年はほとんど妻にやってもらったが、今年は自分がやりたい。と思って居たが、ほぼドクターストップに近い反応だった。 「普通の人に“無理をしない範囲で。”と言うのと、あなたに“無理をしない範囲で”というのとでは、全く意味合いが違うのですよ。」と諫められた。これから3月まで、注意を要する時期だと言うことになろう。  朝出掛ける時は1cmも積もって居なかったが、病院から帰る時には5cm程度積もっていた。歩いて帰るだけでも疲れてしまい、まだ降り続いてゐるということもあり、雪かきは後にした。  結局夕方妻が帰って来た時に二人で雪かきをした。10㎝近く積もっていたが、軽い雪で作業はさほどでもない・・筈だったが、結構脚が疲れて軽い息切れがする。健康であれば、これくらいの雪、なんともないレベルなのにと、情けない気持ちだったが仕方がない。血管に気づかいながら十数分で作業を終えた。ああ、雪よ、沢山降らないでくれよ。と神頼みしたい気持ちだ。