出て来た出て来た山親爺
笹の葉かついで鮭しょって
スキーに乗った山親爺

千秋庵の山親爺

220g(30枚は入って居そう) 540円。
普通の洋風煎餅(サブレ)なんだけど、無性に食べたくなる時がある。

子供の頃から変わらない味と形。爺さん婆さんの顔を思い出す。

 実は今年の8月、熊が1頭駆除されている。
札幌住宅街出没のクマ駆除 雌1頭射殺
毎日のように住宅地に現れ、家庭菜園の野菜などを食べていた。

人の事を恐れず、堂々と車の前を横切ったりしていた。
顔はのんびりおっとりしていて、目はくりくりと愛らしかった。
出来れば生きて森に帰って欲しかった。だが無理だった。
クマは森の中にあるものよりおいしいモノを見つけてしまったから。

だから、これからも住宅地にやってくる可能性が大きかった。
畑を荒している内に人に遭ってしまったら、お互いびっくりしてしまって、かなりの確率で人に被害が出る。だから、仕方なかったとは思う。でも、ニュースで流れたクマの姿は、本当にめんこかった。だから、本当に残念だった。


 アイヌに「イオマンテ」というお祭りがある。
冬の終わりに、穴で冬眠しているヒグマを狩り、もし中に小熊がいた場合、村に連れ帰って人間の子供と同じように育てる。この頃、小熊は自分も人間だと思って人の子と同じ遊びをするのだと、何かで聞いたことがある。そして、1~2年経った時、 盛大なお祭りをしてその熊を殺し、その肉を食し、その頭を祭る。1955年に当時の北海道知事名(田中敏文)で 「野蛮な儀式」ということで禁止された。2007年この通達は撤回されたが、その後イオマンテのお祭りをやったという話を、自分は聞いたことがない。
 昔から今までクマは愛らしい動物であり、畏敬の対象であり、そして時には恐怖の対象でもあったということだ。
 クマが山で住みにくくなった原因の多くは、おそらく人間によるものだと思う。特に人里に近い山里の手入れの行き届いていないこともその一因であるとされている。ともかく、両者が安全に住み分けられる世界ができたらと願うばかりである。