思い出のレコード。ピンク・フロイドの「おせっかい」。「狂気」の次に買ったアルバムだ。トリオ(ケンウッド)の古いオーディオ(といっても親爺が1970年頃購入した木製の立派なシステムだった、後のコンポを組んだ音と比べるとどうしてもイマイチに思えたが、当時としては高級なシステムだったと思う。)で聴いて居たが、盤の反りは極小なのにも関わらず、「サントロペ」の後半あたりで音飛びがした。傷もないのに不思議だなぁと思って居たが、この時は針圧が軽すぎたのだとわかり、適正針圧にしたら音飛びはなくなった。ただし、これは後にわかったことだが、レコード盤はターンテーブルアームの角度や遠心力などの関係で、傷がなくともレコードの終わりに近い部分で音飛びが起こることがあると知った。これは音溝と正確に90度で接するリニアトラッキング型以外のアームにとっては永遠の課題なのだということだろう。