大学教授とか講師とか、仮にもインテリと言われる人たちが、冷静な判断力と読解力を持っていないという驚き。弱者の味方たれ、反権力たらんという正義感が、却ってその感受性を鈍らせてしまっているのかも知れません。

 当時、国との関係性がなければ、慰安所も成り立たなかったろうと自分は思いますし、例えば衛生管理や女衒(人買い)との付き合い方などについて注意を促す資料などは沢山残って居ます。中曽根康弘慰安所の関係性は有名な話です。つまり私は国の“関与”はあったという考えです。この「国との関連性調べ」は「強制連行の事実はなくとも、強制性はあった」というゴールポストずらしの一環であったと記憶しています。国との関連性があれば、強制性が認められやすくなると考えられたのだろうと考えます。ただ、今現在その「強制連行」はおろか「強制性」の証拠すらあがってきてはいません。それに、国との関係性が明らかになったからと言って、未成年を含む女性を強制連行し、金も払わずに性奴隷にしたと決めつけるのはかなりの無理があります。実際、吉田清治がいわゆる従軍慰安婦のフィクションを書き上げて以来、朝日新聞が総力を挙げて強制連行・性奴隷の証拠をあげようとしても上げられず、それでも30年以上じたばたして近年やっと謝罪に至ったのは周知のところです。それなのに、その性奴隷被害に遭った少女像というフィクションをさも真実のように扱っている人々がいるのはおかしい。そういうことです。
 ただ、お伝えしておきますが、当時公娼制度が合法だったとはいえ、慰安婦の方がたの苦しみは今の私には想像もできないところでしょう。知らぬ間に親に売られた、女衒に騙されたなど不幸な出来事で慰安婦となった人も少なくないでしょう。この事実は残念ながら日本のみならず、朝鮮でも行われていたというのは悲しいことですし、非常に心痛めるところです。しかし、彼女たちはいろんなしがらみはあったと思いますが、自分の意志で危険な前線へと向かい、前線の兵士の相手をし、賃金を得ていたのです。これらのことは沢山証拠が残って居ます。
 中には日本や中国ではないアメリカが公開したビルマ戦線で保護した朝鮮系慰安婦の調査資料が残されています。あの白骨街道といわれ、部隊が次々と玉砕した悲惨なインパール作戦の前線近くまで慰安所が設置されていたというのは驚きでもあります。慰安婦の方々のご苦労に思いを致さずにはいられません。多くの命が失われたともいいますし、哀悼の意を表したいと思います。ここでのアメリカ軍の調査では彼女たちの待遇や賃金などが細かく記録されています。煽情的なおしゃべりに惑わされるのではなく、中の資料にきちんと冷静に目を通していただけたらと思います。
【テキサス親父】慰安婦は売春婦!証拠はコレだ!と親父ブチギレの巻!