昨夜寝る前に「化物語」というアニメDVDを見たせいか、戦場での夢を見た。突拍子もない書き方をするといふ人が居るかもしれないが、わかる人はああと頷くと思う。物語には"戦場ヶ原ひたぎ"といふ登場人物がおり、おそらくこの名前にインスピレーションを得て夢が展開したのだろうと思えた。その内容はこうである。
自分は米軍兵士で、今まさに戦場の真っただ中にいる・しかし、その戦場は一風変わっており、家の中の一部が戦場なのだ。そして自分は戦場からふたつ離れた部屋でテレビを見て居る。ここにゐれば安全なのだ。そして、こんな自分を戦友たちは軽蔑し切って居る。どうやら自分はいつも前線に立たず誤魔化し続けているらしい。時々休憩に来る同僚が自分を完全無視して出入り自分はそれが嫌で嫌で仕方ないが、暫く我慢してゐれば皆出て行くので黙って耐えて居る。そんなこんなしてゐる内に前線に出た奴等は一人二人と消えてゆくし、その内全員居なくなる。それまでの辛抱だ。と自分は思ってゐる。
と、奴等が出て行った直後に、ものすごい爆発音が聞こえ、部屋全体もびりびりと響いた。これは尋常の事態ではない。さすがに自分は戦場へ確かめに行くことにした。
「ヤラレテイレバイイ。ヤラレテイレバイイノニ。」と呟きながら・・・
ここで目覚め。非常に気分の悪い夢で、まさに寝覚めが悪かった。卑怯者である自分は、現実の自分の一部ではなかったか。本当に夢の中の中だけでの自分と言い切れるのか。という思いが暫く頭から離れなかった。
