どこか街中の個室の中に木村君と自分が居る。木村君は確か高校1年の時の同級生で途中転校していった人なのだが、何故か夢の中では後輩と認識している。しかし、木村君は後輩のような態度や言葉遣いをしない。つまりはタメ口を続けており、自分は徐々にいらいらしている。それで、木村君が「あんたさあ」と言った途端にキレる。「あんたって何だ!先輩に対して、失礼じゃないか!」すると木村君、萎縮するどころか「ああん?」みたいな感じで突っかかってくる。「先輩先輩って、たまたま早く生まれたからってそう威張るなや!だいたいあんた、俺に対して先輩らしいことしてくれたことあんのか?ああ?ろくに先輩らしいことしたことないくせに、先輩ぶるんじゃねえよ、みっともない!」
自分はここまで言われて言い返せない。両こぶしをぐっと握り過ぎて腕がぶるぶる震えて居る。
「ほら、言い返せない!正論だからな!だいたいな、先輩だからって威張りゃあいいってもんじゃないだろ。例えば人生の先達らしく広く目を見据えて年下の者を支えたりサポートしたりするのが、先輩ってもんじゃないの?年下が気づかないところを見つけて手を差し伸べたりすることが先輩の役割なんじゃねぇのかよ」
等々言われっぱなしてぐうの音も出ず、顔を真っ赤にして押し黙るしかない自分。そういえば木村君に何もしてあげたことがないことを回想しながら、「でも、木村君って、後輩じゃないよな」と夢の中で改めて気づくが、でももうどうしようもない。木村君は怒りに歪めた顔を近づけ、更に捲し立てている。もう自分は嵐の過ぎ去るのをひたすら軒下で待つスズメのような心境なのだ。もう小僧寿しの看板みたいに手を前に組み、上体を少し前かがみにした卑屈な姿勢で突っ立っているだけである。木村君の口から飛び散る唾が鼻先を汚し続ける。しかし、これも仕方のないこと。自分の撒いた種なのだ。
こう思った時に目覚めた。目覚めた後で、これまでに見えて居たことは夢ナノダと分かって居ても納得がいかず、木村君の生意気な姿を思い返しながらわなわなと震えが収まらない。そして、こうも思うのだ。「どうして、少しでも反論しなかったのか」と。「どうして些細な事で先輩風を吹かしてしまったのか」と。自己嫌悪も湧いて来て非常に不快な目覚めなのでアリマシタ。
さて、こんな夢を見て不快な一日が始まる私の明日はどっちだ!?
自分はここまで言われて言い返せない。両こぶしをぐっと握り過ぎて腕がぶるぶる震えて居る。
「ほら、言い返せない!正論だからな!だいたいな、先輩だからって威張りゃあいいってもんじゃないだろ。例えば人生の先達らしく広く目を見据えて年下の者を支えたりサポートしたりするのが、先輩ってもんじゃないの?年下が気づかないところを見つけて手を差し伸べたりすることが先輩の役割なんじゃねぇのかよ」
等々言われっぱなしてぐうの音も出ず、顔を真っ赤にして押し黙るしかない自分。そういえば木村君に何もしてあげたことがないことを回想しながら、「でも、木村君って、後輩じゃないよな」と夢の中で改めて気づくが、でももうどうしようもない。木村君は怒りに歪めた顔を近づけ、更に捲し立てている。もう自分は嵐の過ぎ去るのをひたすら軒下で待つスズメのような心境なのだ。もう小僧寿しの看板みたいに手を前に組み、上体を少し前かがみにした卑屈な姿勢で突っ立っているだけである。木村君の口から飛び散る唾が鼻先を汚し続ける。しかし、これも仕方のないこと。自分の撒いた種なのだ。
こう思った時に目覚めた。目覚めた後で、これまでに見えて居たことは夢ナノダと分かって居ても納得がいかず、木村君の生意気な姿を思い返しながらわなわなと震えが収まらない。そして、こうも思うのだ。「どうして、少しでも反論しなかったのか」と。「どうして些細な事で先輩風を吹かしてしまったのか」と。自己嫌悪も湧いて来て非常に不快な目覚めなのでアリマシタ。
さて、こんな夢を見て不快な一日が始まる私の明日はどっちだ!?