どこか郊外の2階建て一軒家に住んでいる。その前庭にうしろに荷台のあるクルーザーが入り込んで停まっており、その車に乗って来たと思われる男達2~3人が何やら長々と話し続けている。それに聴き耳を立てながら自分は2階の窓を開けて見下ろしている。
 隣の部屋には遊びに来た親戚の浅田真央ちゃんが娘さんを連れて来ている。不思議なのは真央ちゃんは10歳前後にしか見えないのに、娘の「?」ちゃんは6~7歳位に見えるのだ。変だけれど二人は親子ナノダと誰ともなく知らされており、自分もそう思い込んでいる。
 ふと隣の真央ちゃんと外でたむろする男達のために音楽を聴かせてやろうとアナログ・プレイヤーの蓋を開ける。蓋を開けるとターンテーブルが下から持ち上がってくる仕掛けになっていて、それはレコードを5つのポイントで支えるタイプのターンテーブルで、そのポイントの上に埃が乗っていると思ってほろおうとしたらそれが絵であることに気付く。そしてその絵柄をじっと見て居るとそれぞれがロックバンドのEPジャケットだとわかる。今更みたいに驚きながらかけるレコードを持ってくる。そのレコードはピンク・フロイドの「神秘」の中の「コーポラル・クレッグ」。針を落とすと、アンプのボリュームを絞って居たにもかかわらず爆音で鳴り出す。自分は慌ててボリュームを絞ろうとするが、ボリュームは最低になっており、これ以上音を小さくすることはできない。
 「この音の大きさだったら真央ちゃんと下の人たちには絶対聞こえるな。」とどきどきしている。そうしている内に母親が帰って来た。母親にうるさいと怒られそうだ。と違った意味でもどきどきし出す。
[そこで、目覚め]