某ブックオフの108円コーナーで松田奈緒子さんの「少女漫画」を見つけ、気になったので救出した。
ネットで調べてみると「このマンガがすごい!2009」に掲載され、ドラマ化もされたと知った。自分は作家もタイトルも全く知らなかったのだ。池田理代子さんの「ベルサイユのばら」美内すずえさんの「ガラスの仮面」魔夜峰央さんの「パタリロ!」大和和紀さんの「あさきゆめみし」そして、くらもちふさこさんの「おしゃべり階段」の作品を通して、それを生きる糧にしたり、偶然のシンクロを意識したり、人生の教訓として考えて居たりしている女性達の生き様を描いていて、思いのほかハマった。最終章は主人公の漫画家を通しての人生訓・漫画論が垣間見えて、そこそこ重厚な味わいもある。特に自分が気になったのがその最終話「少女漫画家たち」。
グッとくるのはこのコマのセリフ。これは真実だろうと思う。また、作者は主人公にこうも言わせている。
「青年誌のマンガなんて心理描写が拙くて「あらすじ」読まされてるみたいで つまらんのじゃ‼」
まさに(一部の作者・作品を除いて)その通りだと思う。
以前にも書いたが、自分が少年漫画から手を引いたのは、まさにそういう状況だった。大好きだった少年ジャンプに車田正美の「リングにかけろ」が連載され、大人気を博した。自分は主人公たちが必殺技を繰り出しては相手をやっつけ、相手にやられたと思ったら「だせえぜ」とか言って墓場から甦って来たように再登場し、以前より強くなって相手を更なる新しい必殺技で倒す。・・・を延々と続ける内容に辟易したのだ。
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丁度その頃、姉貴が買っていた「ぶ~け」に掲載されていた内田善美さんの「ひぐらしの森」の文学性に「が~~~ん」となって、本格的に少女漫画を読むようになり、現在に至る訳でアル。実はそれ以前に、萩尾望都さんの「アメリカンパイ」くらもちふさこさんの「糸のきらめき」山岸凉子さんの「ひいなの埋葬」大島弓子さんの「野イバラ荘園」あたりを姉の買った本で盗み読みしていて、心のどこかにひっかかっていたのが、この時爆発したようになってしまったのであらう。そんなことを思い出させてくれた作品でも、これはあったわけだ
ネットで調べてみると「このマンガがすごい!2009」に掲載され、ドラマ化もされたと知った。自分は作家もタイトルも全く知らなかったのだ。池田理代子さんの「ベルサイユのばら」美内すずえさんの「ガラスの仮面」魔夜峰央さんの「パタリロ!」大和和紀さんの「あさきゆめみし」そして、くらもちふさこさんの「おしゃべり階段」の作品を通して、それを生きる糧にしたり、偶然のシンクロを意識したり、人生の教訓として考えて居たりしている女性達の生き様を描いていて、思いのほかハマった。最終章は主人公の漫画家を通しての人生訓・漫画論が垣間見えて、そこそこ重厚な味わいもある。特に自分が気になったのがその最終話「少女漫画家たち」。

「青年誌のマンガなんて心理描写が拙くて「あらすじ」読まされてるみたいで つまらんのじゃ‼」
まさに(一部の作者・作品を除いて)その通りだと思う。
以前にも書いたが、自分が少年漫画から手を引いたのは、まさにそういう状況だった。大好きだった少年ジャンプに車田正美の「リングにかけろ」が連載され、大人気を博した。自分は主人公たちが必殺技を繰り出しては相手をやっつけ、相手にやられたと思ったら「だせえぜ」とか言って墓場から甦って来たように再登場し、以前より強くなって相手を更なる新しい必殺技で倒す。・・・を延々と続ける内容に辟易したのだ。
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