さりげなく、ロンメル将軍の映画「砂漠の鬼将軍 The Desert Fox: The Story of Rommel」(1951)について検索していた。すると、主演したジェームズ・メイソンが着ていたドイツの軍服は、ロンメル家が所蔵していた、まさに本人が着用していた本物だったんですと!

 こんなエピソードを知ってしまうと、ミリタリールックに詳しくはなくとも、改めて見てみようかと思ってしまう。(知っている方が知らないより間違いなく別角度での見方をしてしまったりするから人間って単純だ)
 この映画、中坊くらいの頃、学校から帰って来てテレビつけたらやっていた洋画劇場で何度か見たことがある。しかし殆ど記憶にない。
 ただその頃にも思ったことは覚えている。「砂漠の鬼将軍」はアメリカ映画。かつての敵国の将軍に対して最大限の敬意を表して描いているなぁ、と。それに反して日本軍が出てくるものは酷いな・・・・と。
 今でも日本の軍人は鬼畜の扱いをする人が多いけれど、そうではない人たちもいた。そのことをまずはわれわれ日本人自身が知ってからじゃないと、欧米が描きたくなるような敬意を表すべき日本の軍人は現れないんだろうな。だいたい、「反戦平和」を声高に叫んでいても、先の大戦のきっかけや経緯、結果について全く無知という人が多いとはどういうことなんだろう?彼等こそ歴史から学んでいない無知蒙昧の危うい人達ではないか。人をレッテル貼りする前に、まずは自分から学ぼうではないか。嗚呼、山口多聞。
 て、なんか変な話になってしまったなぁ。まあいいや。