
プラットフォームのない駅である。みんなレールの上を小砂利を蹴散らしながらじゃらじゃら音をさせて歩いている。一緒に降りた男の人が小樽方面を指差し「ほら、あのトンネル、あちら側の海が綺麗に見える」と言う。
見ると確かにトンネルは一直線に伸びており、トンネルを抜けた向こうの真っ青な海が見えている。
みんなで「へぇ~」とか言っている内に、いつの間にか父が居ないことに気付く。あちこち探している内に札幌方面・小樽方面への列車が同時に到着。
私は母に「ねえ、どっちに乗るの?どっちに乗るの?」と尋ねるが、要領を得ない。そして3人があわてて乗ったのは札幌行き。
乗ってしまってから私は「あ~あ、僕達小樽へ行く積りだったのにぃ」とがっかりして目覚める。
(ちなみに父は1983年に亡くなっている。また、実際の張碓駅にはプラットフォームがありました。)[6月16日の早朝に見た夢の話]