昨日、自宅でジンギスカンを食したが、たまたまノンアルコールビール「キリンフリー」しかなかったので、最初は妥協して飲み始めたが、やはりいまひとつコクが足りない。当然気分も盛り上がらない。仕方なくキンミヤ焼酎で割り、やっとそれなり納得の味となった。
 アレ、これって何かに似てるな・・・・・・
 と思ったら、アレですよ、ホッピーの焼酎割りとおんなじ構造だぁ。焼酎はキンミヤだし、そのまんまだなぁ。と笑うしかなかった。が、すぐ思い出してしまった。
 最近酒の量が多いので、少し控えようと思ってノンアルコールを買っていたのだ。

 ……しばし沈黙。
 
 ……ま、いっか。

 最近、たまにだが、焼酎をイオン飲料で割るという飲み方をするようになった。健康志向、なんて、酒飲みにはありえないのだが、これをすると翌朝の脱水症状が軽い気がするのだ。ただ、濃すぎると苦く感じるので、ギリギリ丁度よい割合にするのが、少しコツが必要で、そこがちょっと面白い。

 江里チエミさんは晩年、健康を気にしてウィスキーを牛乳割りにして飲んでいたそうだが、何か似たものを感じる。健康によい物でもそこに酒を入れてしまえば、少なくとも健康によいものではなくなる。そんなこと分かり切ったことであるが、それでも酒飲みはどこかに逃げ道を作りたくなる時があるらしい。
 学者の中には放射能より酒の毒素のほうが性質が悪いという人が居る。放射能と酒を比べるという行為にこそ、ある種の狂気を感じるものだが、それだけ学者も苦しい立場となっているのだろう。

 とか書きながら飲んでいるのは、イオン飲料のキンミヤ割。