精神分裂気味に馬鹿話も一席。
みんな、元気出せよ!笑いは元気のカンフル剤。
以前書いたエピソードですが、その詳細版。
これも20年前スペイン旅行でのできごと。
スペイン旅行すると聞きつけた職場の同僚が4人、自分の机に参集した。
「・・・・・・何?」
「キミ、スペイン行くんだって?」
「うん、行くよ」
「留守は任せとけ!フォローしとくよ!」
「有難う。・・・・・・・で、何?」
すると、四人が一斉に金一封を差し出した。
「これで、(エロ)本買ってきてくれ!」
「それはいいけど、なんでこんなに?」
「いや、USAものは入手しやすいけど、スペインものは初めてなんでさ、頼むよ!!」
と4人に縋り付けられ
「わかった、わかったから、放せよ!」
で、スペインで5冊エロ本を買い込むこととなった。
えっ、5冊?と疑問を持たれた方、はい、5冊です。間違いではありません。自分も欲しいですからね!
そして、場所はマドリード・バラハス国際空港のKIOSK。後から思うと、何も空港で買わなくてもとは思うのですが、そこはしがないロンリー・ツーリスト。視野が狭かったんですな。
誰もいない瞬間を見計らって、スペインのエロ本を5冊つかんでレジへと走った。
すると、レジのおばさん、本をまじまじと確認して、何か喋ってる。
「ん?何だ?」
「ペラペラペラペラペラリーノ」
「な、何、わかんない」
「ペラペラペラペラペラメンコ」
「え? え?」
周囲がざわついている。振り返ると、4~5人のレジ待ち客が並んできている。
まずい、目立ってきてる。
しかし、レジのおばちゃんは、まくしたて続ける。
余りの混乱に頭がぼ~としつつ、立ち尽くすしかない、自分。
すると、おばちゃんは、積み上げた5冊の内の1冊を高く掲げて何かを言っている。と気づく。
自分は、心眼 で物を観ることとした。
すると、不思議なことに、おばちゃんの言ってることが、脳みそのなかに直接語りかけてきたかのように、見えてきたのだ。
「あんちゃん、この本、おんなじの5冊もあるけど、いいのかい?間違いじゃないかい?」
自分はにわかに刮目し、叫んだ。
「お、オッケーオッケー」
周囲がどっと沸いた。眺めると、黒山のひとだかりである。
レジ待ちの人に加え、何かあったのかと集まってきた人たちがたくさん居たのだ。
自分は顔を真っ赤にしつつ、日本人の威厳を保とうと、ひとつ咳払いをすると、胸を張って歩き始めた。
スペインの青年が笑いながら自分に何か話しかけている。
「まあまあ、いいさ、楽しんでくれたかい?グラッシャ~ス!!」
と答えてその場を離れた。
と、ここまでで何か質問は?
はい、そこのキミ。
え?なんで、同じ本ばかり5冊も買ったかって?そりゃ~アレだよキミ、もし5冊別々のものを買ったら、どれが一番いいとか、おれっちのは駄目だとかいって、喧嘩になっちゃうこともあるじゃないか。それに、買ってきた自分と別の本を同僚が持っている、と思ったら、なんとなく、悔しいしね。
みんな、元気出せよ!笑いは元気のカンフル剤。
以前書いたエピソードですが、その詳細版。
これも20年前スペイン旅行でのできごと。
スペイン旅行すると聞きつけた職場の同僚が4人、自分の机に参集した。
「・・・・・・何?」
「キミ、スペイン行くんだって?」
「うん、行くよ」
「留守は任せとけ!フォローしとくよ!」
「有難う。・・・・・・・で、何?」
すると、四人が一斉に金一封を差し出した。
「これで、(エロ)本買ってきてくれ!」
「それはいいけど、なんでこんなに?」
「いや、USAものは入手しやすいけど、スペインものは初めてなんでさ、頼むよ!!」
と4人に縋り付けられ
「わかった、わかったから、放せよ!」
で、スペインで5冊エロ本を買い込むこととなった。
えっ、5冊?と疑問を持たれた方、はい、5冊です。間違いではありません。自分も欲しいですからね!
そして、場所はマドリード・バラハス国際空港のKIOSK。後から思うと、何も空港で買わなくてもとは思うのですが、そこはしがないロンリー・ツーリスト。視野が狭かったんですな。
誰もいない瞬間を見計らって、スペインのエロ本を5冊つかんでレジへと走った。
すると、レジのおばさん、本をまじまじと確認して、何か喋ってる。
「ん?何だ?」
「ペラペラペラペラペラリーノ」
「な、何、わかんない」
「ペラペラペラペラペラメンコ」
「え? え?」
周囲がざわついている。振り返ると、4~5人のレジ待ち客が並んできている。
まずい、目立ってきてる。
しかし、レジのおばちゃんは、まくしたて続ける。
余りの混乱に頭がぼ~としつつ、立ち尽くすしかない、自分。
すると、おばちゃんは、積み上げた5冊の内の1冊を高く掲げて何かを言っている。と気づく。
自分は、心眼 で物を観ることとした。
すると、不思議なことに、おばちゃんの言ってることが、脳みそのなかに直接語りかけてきたかのように、見えてきたのだ。
「あんちゃん、この本、おんなじの5冊もあるけど、いいのかい?間違いじゃないかい?」
自分はにわかに刮目し、叫んだ。
「お、オッケーオッケー」
周囲がどっと沸いた。眺めると、黒山のひとだかりである。
レジ待ちの人に加え、何かあったのかと集まってきた人たちがたくさん居たのだ。
自分は顔を真っ赤にしつつ、日本人の威厳を保とうと、ひとつ咳払いをすると、胸を張って歩き始めた。
スペインの青年が笑いながら自分に何か話しかけている。
「まあまあ、いいさ、楽しんでくれたかい?グラッシャ~ス!!」
と答えてその場を離れた。
と、ここまでで何か質問は?
はい、そこのキミ。
え?なんで、同じ本ばかり5冊も買ったかって?そりゃ~アレだよキミ、もし5冊別々のものを買ったら、どれが一番いいとか、おれっちのは駄目だとかいって、喧嘩になっちゃうこともあるじゃないか。それに、買ってきた自分と別の本を同僚が持っている、と思ったら、なんとなく、悔しいしね。