イタリアのプログレッシヴ・ロック・バンド＝イル・バレット・ディ・ブロンゾについては、ネット上でいろんなコメントが書れており、中には近年再結成し来日公演が行われた折のレポートなどもあって、私がいまさら四の五の言うこともないと思う。しかし、動画については、当時本国のイタリアにおいてもカルトな存在であったのだろう。さすがにまともな映像が存在しない。あったとしてもそれはレコードジャケットなどの静止画像に音声を貼り付けただけのものだ。
そんな中、一風変わった動画を見つけた。
プログレというよりはヘヴィー・ロックの色彩が強い'70年リリースの1stアルバム
『Sirius 2222』収録の異色バラード「エ・エ・ア・ア」
が薄気味の悪いアニメーション作品になっている。
画質が良くなく、途中でブッタ切れているのが残念だが、雰囲気がなんともいえないのでここに紹介してみたい。
また、文末にはイタリア語歌詞と市原若子氏による対訳も掲載した。
鑑賞の一助となれば幸いである。
Eh Eh Ah Ah
Scorre I'acqua tra 1e rive del flume
e la corrente mi trascina con se
tu sei rimasta con i piedi nell'acqua
ti piacerebbe se tornassi da to
Adesso dormo dentro un letto piu grande
e le mie mani piu non toccano to eh eh
lungo la strada ho visto mille ragazze
e certo una stara bene con me eh eh
eh eh ah ah
eh eh ah ah
il mio Gaffe diventa sempre piu dolce
e un'altra a farlo Ia mattina per me eh eh
lei ha una bocca tanto morbida e grande
ed io mi sono gia scordato di to eh eh
eh eh ah ah
eh eh ah ah
エ・エ・ア・ア
川を水が流れる
水の流れが、僕を流す
君は、水に足を入れたまま残った
君は、僕に戻ってほしいと思っている
今は、大きくなったベッドに寝る
僕の手は、君を触ることもなくなった
道すがらに千の女の子を見た
そのうちのひとりは、僕と楽しむ
エ・エ・ア・ア
エ・エ・ア・ア
僕のコーヒーは、より甘くなる
別の女が、僕にコーヒーを入れる
彼女の口は、柔らかくて大きい
僕は、君のことなど忘れた
エ・エ・ア・ア
エ・エ・ア・ア
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