
…そんな絶頂期を迎えていたルネッサンスの生の姿を捉えたLP2枚組な訳である。
10年ほど前、CD化されたと聞いてショップに出かけるも、どこも既に品切れ状態で、その内諦めてしまい、現在に至っている。
今振り返るとその頃には名匠トニー・ヴィスコンティ全面バックアップ、ウイスキーCM曲への起用、そして元レベッカの土橋安騎夫との共演という華々しい話題をまいたアルバム『Blessing In Disguise』がリリースされたということもあり、やにわにルネッサンス熱が高まっていた時期だったのだろうと思う。
今は簡単に入手できる状況ではあるが、もうCD熱が冷めたというか、アナログ・レコードで聴くのが良い。という風に思ってしまっている。
プレミアが付いているとか価値があるとかではなく、ジャズ・レコードとは違い、アナログLPとしてリリースされる可能性は、限りなく0なため、愛おしさに近い感情をアナログ盤には抱いてしまう。それが名作とあれば尚更なのである。
ただし、この持ち難い大きなジャケットを開くと、ロック・ミュージシャン気取りの、髪の長い自身の姿を幻視するような気分となるのはちと気恥ずかしいのではあるが……。

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