
ペギー・リーの「貝がら」
通の方々はどのように評価してるか知らないけれど
自分の中では
ペギー・リーの
聞いてきた
どのアルバムより素晴らしい
このアルバム
ジャズ・ヴォーカルではない
クラシック風味のポピュラー・ミュージックというのが
正しいのだらう
ステラ・カステラッチのハープと
ジーン・ディ・ノヴィのハープシコードをバックに
ペギー・リーの歌声は
子守歌のように優しくひびく
α波をもたらすという
オルゴールの調べのような
アルバムだ
プレイを終えた後の静寂が
曲の余韻のようにいつまでも
部屋の中を漂っている
夜の静寂もこの作品の一部のように
フォークやトラッドの曲を唄い
李白と杜甫の詩を朗読するというのも
洒落ている
学生時代
一度聴いたこのアルバム
その時は 何も 来なかったけれど
今は 宝の1枚となる