Omen Family
 先日、新たな恐怖を観たくて、オーメン2006年のリメイク版を借りた。どんな料理の仕方をしてくれているのか、ずう~っと気になっていたのだ。



New Omen Off Shot まず主演にびっくり。リーヴ・シュレイバーは全く知らない俳優なのだ。出演経歴調べてみたら、見事に観てない映画作品ばかりに出演していた。ちなみにキャサリン・ソーン役のジュリア・スタイルズも同様。
 だがちょっと待て。最近のワタクシメはハリウッド大作ほとんど観ていないぢゃないか。観てないんなら仕様ないだろ。だぁってハリウッド大作グッと来ないんだもぉん。ダヴィンチコードにもやられちゃったし。かなり信用なくしてるぞ君達(って誰?)。と一人ボケツッコミ。



New Damian そして、全く同じ展開にまたびっくり。リメイクの意味無いぢゃん。主演のシュレイバーはグレゴリー・ペックとも見劣りするし、ジェリー・ゴールドスミスの“アヴェ・サンターニ”が流れないのもやっぱり痛手だ。二代目小ダミアンは冷たそうでいい感じなんだけどね。ジュリア・スタイルズもリー・レミックと比べて見劣りはしないし。



ビリー・ホワイトロー 驚いたのはダミアンの僕(しもべ)メイド:ベイロック役をミア・ファローが扮していたこと。ちょっと期待がUPしたが、これもオリジナルのビリー・ホワイトローに軍配を上げてしまう。だってホワイトローのベイロックの方が可成イッチャッテますからねぇ。

 このリメイク作はどうやら「オーメン公開30周年」を記念してムリックリ作られたものなのだろう。それ以外に意味は全く見出せなかった。『シャル・ウィ・ダンス?』のリメイクといい、最近のハリウッドはたるんどるぞ。こんな無駄遣いするんなら有能な新人監督や脚本家を発掘し彼等に新作を撮らせたらよいぢゃないか。「ローズマリーの赤ちゃん」のリメイクが進行中と噂されているが、もう止めた方がいいぞ君達(って誰だっての!?)。

666

 突然ですが、ヴァンゲリスが居たバンド「アフロディテス・チャイルド」のアルバム『666』。最初聴いた時は、なんか聖書のことか何か扱ってる?程度のノリで聴いていただけで、『666』の意味など考えも至らなかった。それだけではない。当時のワタクシメは、ヴァンゲリスのコンポーザーとしての才能の素晴らしさを理解せず、「ギター(Silver Koulouris)、すごいよな。」「∞ で女が喘いでるぜ。」などとピンぼけなことばかり言っておったのです。(ちなみに喘いでいたのはギリシャ出身の大女優 イレーネ・パパス)
それにつけてもこのメンバーの演奏力と構成力そして芸術性の高さは何ということだろう。当時全く未知のロック・カントリーだったギリシャの底力を見せつけられた感じがした。

 『666』この意味を知ったのが『オーメン』を観てからだったのです。ジャケットを良く見たらちゃんと英語で説明されているんですけどね。ろくに辞書もひかんと知ったかぶりでした。
  ……反省。