今更ノイ周辺でもないと思ったが、いままでイマイチ・ジャーマンばかり紹介してきたので、今回は名作を3枚,個人的想い入れで語ってみよう。
先の2枚はご存じNEU!+CLUSTER=HARMONIA
自分は2枚目“deluxe”を先に聴き、1stの“musik von HARMONIA”は後だった。日本での初紹介がこの順番だったからである。それにしても当時のテイチクのつけたタイトルはすごい。“ deluxe ”は「太陽讃歌」、 “ musik von HARMONIA ”は「摩訶不思議」である。当時のテイチクのセンスを疑うものであるが、あ、これはテイチクだ。ジャーマンだ。とすぐ分かるという利点もあった。。
クラウト・ロック=ゲルマン・ロックは陰々滅々な印象の作品が多いけれど、ハルモニアは別。特に“deluxe”はとびきり明るいアルバムである。「太陽讃歌」とタイトルつけたい気持ちはわからんでもない。
ただ、この名作2枚も、YES,King Crimson,Genesis,Gentle Giant,Atoll,PFM好きのテクニカル・プログレ通には全く評価されなかった。これは当時も今も同じだろう。まあ、わかんなくてイイんだけどね。
最後の1枚はLa Dusseldorf THOMAS DINGERのソロ作。兄貴クラウスに引き込まれて“Neu! 75”製作に参加。トマスが入ってノイ・サウンドは劇的に変わったといえる。クラウス・ディガーの『動』パワーはミカエル・ローテルの『静』パワーを凌駕していた。
ここにトマス・ディンガーの新たなる『静』が加わって初めてバランスが保てたのだろうと思う。ローテル抜けたあとのラ・デュッセルドルフのパンキッシュなハジケぶりは、或る意味バランスが微妙に崩れていたからなのだろうと思っているがいかに?。
その弟トマスのファースト・ソロが“ Fur Mich ” 邦題『我が為に』。これはタイトルまともでないかい、ってこれはテイチクではないキングです。
それはともかくこのアルバムは静と動とのバランス感覚が見事なトマス・ディンガー流ディスコ・ミュージック?となってます。ジャケットがイマイチだけどいいですよこれは。
2002年兄貴に気を遣いすぎて早世。合掌。
先の2枚はご存じNEU!+CLUSTER=HARMONIA

クラウト・ロック=ゲルマン・ロックは陰々滅々な印象の作品が多いけれど、ハルモニアは別。特に“deluxe”はとびきり明るいアルバムである。「太陽讃歌」とタイトルつけたい気持ちはわからんでもない。

最後の1枚はLa Dusseldorf THOMAS DINGERのソロ作。兄貴クラウスに引き込まれて“Neu! 75”製作に参加。トマスが入ってノイ・サウンドは劇的に変わったといえる。クラウス・ディガーの『動』パワーはミカエル・ローテルの『静』パワーを凌駕していた。

その弟トマスのファースト・ソロが“ Fur Mich ” 邦題『我が為に』。これはタイトルまともでないかい、ってこれはテイチクではないキングです。
それはともかくこのアルバムは静と動とのバランス感覚が見事なトマス・ディンガー流ディスコ・ミュージック?となってます。ジャケットがイマイチだけどいいですよこれは。
2002年兄貴に気を遣いすぎて早世。合掌。