クラフトワーク、ノイ、ハルモニア、クラスター、アシュラ、アモン・デュール、そしてカン、グルグルと、70年代マイナーな存在だった西ドイツのバンドがここ7~8年ものすごく評価が高い。先にも少し書いたが、居酒屋でちょっとジャーマン・ロックの話をしていると、これにひっかかってくる学生(とはいうものの、残念なことに男性ばかりであるが・・・)の多い事に驚かされる。
しかしながら、当然すべてのジャーマン・ロックが再評価されている訳ではない。たとえば、“Satin Whale サテン・ホエール”。これは1975年にリリースされた2ndアルバム『LOST MANKIND』。正直自分はこのアルバムしか聞いていない。1979年にキングのユーロ・ロック・コレクションの一枚としてリリース(同時発売されたマウロ・パガーニ、オザンナ、ニュー・トロルス、ラ・デュッセルドルフ、パルサーを買うのに忙しく,
翌年に購入したのだったと思う)。初聴の時、いまいちピンと来ず、何度か聞き返したことを覚えている。そして、そのまま棚の奥へ・・・。
それが昨年秋に再会。聞きなおしてみると、相変わらず“ピン”とは来なかったものの、1曲目のSix O'Clockのサックスのフレーズが忘れられず、またまた何度も聞き返すハメに陥った。クリムゾンをこぢんまりとさっぱりと纏めたらサティン・ホエールになるのではないか、というような新たな印象を持った。・・・・・・ちょっと誉めすぎか。
続いてはTHIRSTY MOON サースティ・ムーン。
ジャー マン・サイケデリック・グルーヴということで近年やっと注目されつつある感じではあるけれど、まだまだマイナーなサースティ・ムーン1976年発表のサード・アルバム『Blitz』。エフェクトを多用したギター・サウンドはその独特のフレーズも相まって時にトロピカルな風合いをも持たせてくれる非常にユニークなジャズロック、或いはフュージョンな作品となっている。1stアルバムの評価が高かった彼らだが、当時どこのレコード屋でも見かけることはなかった。このアルバムがタワー・レコードにあったことが奇跡といってよいのかも知れない。(しかもバーゲン時を狙って購入。それでも安くなかったような記憶がある。)近年1st『THIRSTY MOON』、2nd『YOU'LL NEVER COME BACK』がCDリリースされているが、今のところ購入の予定はない。というか、かなり余裕がなければここまで手を伸ばさないだろう。それにつけてもこの『Blitz』は未だCD化されていない。もしかしたらものすごく貴重なアルバムなのかも知れない。もちろんBRAIN原盤だ。
次回はもちと知られた飛べないバンドを紹介したい。

翌年に購入したのだったと思う)。初聴の時、いまいちピンと来ず、何度か聞き返したことを覚えている。そして、そのまま棚の奥へ・・・。
それが昨年秋に再会。聞きなおしてみると、相変わらず“ピン”とは来なかったものの、1曲目のSix O'Clockのサックスのフレーズが忘れられず、またまた何度も聞き返すハメに陥った。クリムゾンをこぢんまりとさっぱりと纏めたらサティン・ホエールになるのではないか、というような新たな印象を持った。・・・・・・ちょっと誉めすぎか。
続いてはTHIRSTY MOON サースティ・ムーン。

ジャー マン・サイケデリック・グルーヴということで近年やっと注目されつつある感じではあるけれど、まだまだマイナーなサースティ・ムーン1976年発表のサード・アルバム『Blitz』。エフェクトを多用したギター・サウンドはその独特のフレーズも相まって時にトロピカルな風合いをも持たせてくれる非常にユニークなジャズロック、或いはフュージョンな作品となっている。1stアルバムの評価が高かった彼らだが、当時どこのレコード屋でも見かけることはなかった。このアルバムがタワー・レコードにあったことが奇跡といってよいのかも知れない。(しかもバーゲン時を狙って購入。それでも安くなかったような記憶がある。)近年1st『THIRSTY MOON』、2nd『YOU'LL NEVER COME BACK』がCDリリースされているが、今のところ購入の予定はない。というか、かなり余裕がなければここまで手を伸ばさないだろう。それにつけてもこの『Blitz』は未だCD化されていない。もしかしたらものすごく貴重なアルバムなのかも知れない。もちろんBRAIN原盤だ。
次回はもちと知られた飛べないバンドを紹介したい。