絶滅していた計算尺

　先日、引越した時から開けていなかった段ボールの中から計算尺を見つけた。

「ほう、懐かしい」等と言って、ちょっとスライドさせたり触ってみたが、使い方を全く思い出せない。
Wikipediaで調べてみると、
『計算尺（けいさんじゃく）は対数の原理を利用したアナログ式の計算用具。棒状のものや円盤状のものがある。
　ほとんどのものが乗除算および三角関数、対数、平方根、立方根などの計算用に用いられる。加減算には使用しない。
　1970年代頃まで、理工学系設計計算や測量などの用途に利用されていたが、関数電卓の登場で市場がなくなり、1980年頃には生産が中止された。2006年9月現在、コンサイス社製の円盤状の計算尺は、オンライン販売で購入可能であるが、ヘンミ計算尺社製の棒状計算尺は入手困難である。』
　とのことで、絶滅していた。手元にあるのはご存じヘンミの計算尺。そとわかればいとおしい感覚に襲われてくる。ああ、もっと使ってやれば良かった……。

　検索してみるとと計算尺推進委員会のページを見つけた。
ヘンミ計算尺株式会社
計算尺推進委員会
　計算尺推進委員会では、計算尺の使い方を懇切丁寧に掲載してくれている。

ちなみに伊東屋 銀座本店や東急ハンズ、コンサイス・オンライン・ショップで細々とではあるが扱っているとの情報がある。ヤフー・オークションで探してみたら、結構出品されている。少し安心した。