
WACOAL Subito 2006 spring & summer collection より
先日茶の間のテーブルの上にたまたま置いてあったカタログを何気なく開いて見て驚いた。
その写真の美しいこと。全編に構成・色彩にアート魂を感じるカタログだ。
ワコール WACOALが発行している“Subito”
のこれは2006 spring & summer collection の1ページ。
全ページ美意識に包まれたアート作品といっても、過言ではない。
今までも女性の特にファッション雑誌にはこのアート感覚を垣間見ることはできたが、しかしそれはページの一部だけで、全体を貫くことは雑誌という性格上仕方がないことだが、このカタログを見て「こういう手があったか!」と唸ってしまった。
ファッション雑誌はリチャード・アヴェドンやヘルムート・ニュートンなど独特の美意識を持った写真家が認められるきっかけになって来たが、このカタログからもきっと素晴らしい芸術家が飛び立つことだろう。残念ながらどこにもクレジットがないので、芸術家の名前は全く分からないが、これから私は注目していこうと思う。そしてワコールさんには、これからも有名無名を問わず、素晴らしいアーティストを起用し続けることを期待しています。