
着ることはできても弾くことは無理。このピアノは持ち運びができるピアノで、通販などでも市販されているおなじみのもの。結局通常のノースリーブのドレスに縫いつけただけというのがいただけない。一応音は奏でられる筈だけれど、これなら片側でしか弾くことができない。せめて左右2枚付けるとか上下で左右用に分けるとかの工夫が欲しかった。『IT(情報技術)とファッションが融合した機能美』が泣ける。これでは機能美どころか「見た目優先」それのみである。
まあファッションとは時には機能を無視して見栄えと奇抜さだけを追い求めることがあるけれど、これはその最たる物。しかも未来でも何でもない。現在ど真ん中。発想が平凡。もう少し頭使わないと相手にされなくなるよ。
この程度のものを紹介してしまう新聞も、気を付けましょうね。
着られるピアノ
未来のファッションはこんな感じ一。体に装着するパソコン「ウエアラブルコンピューター」のファッションショーが20日、大阪市であった。ウエアラブルコンピューターや、発光ダイオード(LED)をちりばめたドレスなど約30点をモデルが身につけ、IT(情報技術)とファッションが融合した機能美を披露した=写真、手前はr着るピアノ」をまとうモデル、南部泰博撮影。ウエアラブルコンピューターは、コンピューター画面を映すヘッドマウントディスプレーを頭にのせ、ベルトやバッグにパソコン本体を組み込んで、どこでも情報を取り出せる仕組み。同市内で開催中のウエアラブルコンピューターの国際学会に合わせて、ウエアラブルコンピューターの研究を進めるNPO法人がショーを企画した。
(05.10.21.朝日)