
セーラさんはちょっと前に話題になった方だからご存じの方も多いかと思いますが、造り酒屋を訪れて金髪美人が出て来られたらやはり驚くだろうなと思います。金髪の利酒師=セーラ・マリ・カミングスさんは桝一市村酒造場のホームぺージでも大きく紹介されています。
以下は記事の内容ですが、本当に小布施が好きなんだということが分かります。小布施をもっと良くしたいという思いが伝わってきます。こういう人が地元にいたら、その地域は変われると思います。
『 ほかのパトロンもいたのに、どうして葛飾北斎は晩年、信州の小布施 に逗留したのか。きっと、そこに行けば面白い人に出会える、そんな 人と人のつながり、知的刺激があったんだろうなと思います。
いまの地方には、とくに若者たちにとって、知的刺激を得られる場が 不足しています。メディアからの一方通行の情報だけでは人は育たな い。人と人の交わり、生の交流の場が地方にこそ必要だと感じました。
そこで「小布施ッション(OBUSESSION)」と題した催しを01年から 続けています。開催は毎月1回。7月なら7日、8月は8日の「ゾロ目」 の日です。 職人、作家、芸術家、科学者、オリンピック選手。夢をもって仕事を している講師を招き、料理と酒を楽しみながら、面白い出会いを重ねて います。大人は会費を集めますが、学生は無料。参加者の半数は長野県 の外からやってきます。
演題は決めず、そのとき一番話し たいことを話してもらう。6月の講師は瓦職人の第一人者・小林章男さ ん。「瓦(かわら)なくちゃ」と題して、土を足で踏むところから「鬼 瓦」づくりに挑戦しました。 小布施ッションは昔の日本人にとっての「祭り」のようなもの。いつ も深夜まで議論が続きます。人と人の摩擦熱が、受け身の姿勢を変えて いくきっかけになります。
大都市は人があふれ刺激に満ちているように思える。けれど実は「グ ループ」が違う人と人の間には、あまり接点がない。いろんな立場や世 代の人が、ゆったりと交流できるのが地方の街の強みです。
今月(6月)桝一のホームページをリニューアルしました。小布施ッション の記録も今後、日本語と英語で読めるようにしていきます。日本のすば らしさを小布施から世界へ伝える。 「発進州」を目指します。 』
(05.6.29.朝日)