青春の六畳間の話は、次回送り。


夏の洗礼の話。


朝の7時から、地元の一級河川の川原の草刈りありました。


日本各地で、たくさんの方々が、

早朝、それぞれのイベントの装備をしながら、

それぞれ、大げさかもしれないけど、

[ 覚悟 ] をして出掛けたと思う。


熱中症で、倒れるかもしれない。


気をつけて!


気のつけようなんて、ありはしない。


それでも、たくさんの方々は、家を出かける。

それは、一人の行事ではないから。

一人の遊びでないから。


もちろん、それぞれの体調とか、個人差のリスクは違うだろう。

自分に自信があればあるほど、

引き下がれないだろう。


自分にリスクがあると、思うなら、

諦めそうだけど、

逆に、気合いという、 覚悟を 憶える。


それは、行事のためでない。


それぞれの 自分のことなのだ。


一昔前まで、それを [ 根性 ] とか [ 頑張り ]

とか呼んでた。

その 反対が、[ ずる ] とか、[ ヘタレ ] とか、

[ しんどいのは、みんな!] とか、

そんな、声を、自分に聞くのだ。


負けたくないのだ。

倒れても、負けたくないのだ。


それで、厳しいイベントが達成されている。


ケガなければ、大成功!なのだ。


成功なんて、興味ないけど、

逃げなかった自分を、作業終わって、

それぞれ、真水で自信を労って、誉めてみるのだ。


意味とかじゃない。


そうして、ギリギリな報道ネタにならずに、 今日という、溜飲を下げているのだ。

時には、打ち上げとか、引きずって、

主催者の挨拶に拍手を送らなければならないのだ。


確かに、キツイこと、超えて受け取る、

よろこびはあるのだ。

それこそ、生きてる証という、熱弁もあるのだ。


実は、

それぞれの 覚悟と、

それぞれの労りのことなのだ。


                                     ○


7時過ぎは、爽やかに心地よい作業開始だったな。

地区を流れる、一級河川の川原の 草草草を

幅、8m、延長200mくらい、

15人くらいの男衆が刈るのだ。


草の回りから草の上に草の横から草!

背丈くらいの草との格闘。


作業開始、20分くらいで、

草草草むらむらむらを横断して、

清流流れる、川面に抜けた。

水際の岸の所々に、茜色したコスゲが咲いている。

水辺のコスゲ   癒される。


先週の草刈りでは、道の路肩にレモン色の月見草が咲いていた。

どんなに、キツイ作業でも、この花を守ろう!   

それだけで、やさしさの力が湧く。

川面のきらめきに、癒しの力が湧く。

ありがとう ってキモチになる。


刈っても刈っても、刈っても

草の海原は、終わらない。


一時間経過も、

足元もおぼつかなく、

5分起きに、水分補給。


気温もうなぎ登り、疲労と体内温度も

うなぎの滝登り、

草の海の横を流れる、きらめく清流に、

飛び込みたくなる衝動。

 熱い長靴、たまらず、浸かる。

こんなところに、ごくらくごくらく。

首のタオルを水に濡らして、首に巻き、

頭に重ねたら、こんなとこにも、

ごくらくごくらく。


さすがに、横に浸かれば、オヤジの遭難か!?

はたまた、オヤジの川遊びなのか!?


気づけば、白い作業つなぎが、汗でびっしょり!

びっしょりつなぎに透けて パンツの柄が!


「 おお! こりゃだめだ! パンツ透けてるから、丸見えだわ! 」

自分のバカギャグに、解放されるキツサ。


そんななりながらも、

三時間の作業を終えて、無事?

草草草の海を 刈り落とすことが出来たのです。


車 乗って家の水風呂目指す時、

ハンドル握る、人差し指が痙攣を起こし、

作業の厳しさ、訴えてるのでした。


全国の、同じような1日を越えた人たちよ。


その 覚悟も、その止めどない汗も、

今は、裏側、地球の夜に、

また 明日からの 太陽のもとに、

生きて 笑い合おうでないか!